横浜DeNAベイスターズ
5.15(TUE)16(WED)17(THU)
阪神甲子園球場
相性抜群のDeNA戦で再び上昇気流へ
15日からDeNAを甲子園に迎えて3連戦に臨む。同カードは昨季、14勝10敗1分で4年連続勝ち越し中。今季も4戦全勝と好相性だ。チームは今季ワーストの4連敗中で、嫌な流れを止めるためにも、初戦が大事になる。
DeNAの初戦の先発は4年目右腕の飯塚だ。今季は、ここまで4試合に先発し、防御率2.91で、白星なし。前回登板の4月30日の中日戦(ナゴヤD)では初回先頭の大島に四球を与えると、いきなり3失点。2回以降は5回まで無失点に抑えたが、負け投手になった。
阪神戦は4月4日(横浜)に先発し、6回2失点で小野に投げ負けている。打たれた8安打のうち、7安打が左打者だった。内訳は髙山、糸井が2安打、鳥谷、糸原、大山が1安打ずつ。ナーバスになっているはずの立ち上がりに、今回も左打者がきっちりと仕事を果たしたい。
阪神が連敗ストッパーとして初戦に送り出すのはメッセンジャーだ。9日の巨人戦(東京D)で6回3失点の負け投手となってから中5日のマウンド。3・4月は4勝1敗、防御率1.88で月間MVPに輝いた右腕は、DeNA戦も2戦2勝の防御率0.60の好成績を残している。安定感抜群のエースの投球に期待したい。
DeNA打線で警戒すべきは新外国人のソトだ。6日に一軍昇格を果たした右打ちの29歳は、5試合で打率5割、2本塁打、5打点の大当たり。攻撃的な2番打者として機能している。打線を分断させるためには、ソトを封じることが大切。そして、3番・筒香への投球にも当然ながら細心の注意を払いたい。日本を代表する左打者だが、今季はここまで打率2割4分4厘、6本塁打、23打点と今ひとつ波に乗り切れていない。4番のロペス、5番の宮崎は2戦連発中と好調なだけに、筒香を起こさないことが肝心だ。
阪神打線で奮起を期待したいのは悩める主砲・ロサリオだ。DeNA戦の打率は0割6分7厘とカード別で最も悪い。12日の広島戦(マツダ)では開幕から初めて4番の打順から外れて、5番に座ると、第3打席に18打席ぶりとなる右前安打を放った。13日の練習では左足のタイミングの取り方など打撃フォームの修正に着手。今度こそDeNA戦で大暴れしたい。