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東京ヤクルトスワローズ

8.28(TUE)29(WED)30(THU)

阪神甲子園球場

1ヶ月ぶりの甲子園で岩貞がリーグ屈指の強力打線を封じ込む

大阪桐蔭高が史上初2度目の春夏連覇を達成し、夏の高校野球100回大会を圧倒的な強さで締めくくった。熱い球児たちに明け渡していた甲子園に猛虎が1ヶ月ぶりに帰ってくる。長期ロードは12勝12敗で勝率5割。6年連続の勝ち越しは惜しくも逃したが、26日の巨人戦(東京D)では終盤8回に5点差をひっくり返しての大逆転勝利。殊勲打の伊藤隼はもちろん、1試合2発の梅野や途中出場で2点適時打を放った俊介もヒーロー級の活躍だった。金本監督も「特に今日は負けられないという中で、本当に選手に感謝しかないですね」と脱帽。屈辱の2連続完封負けから「執念」をみせたチームは、本拠地に戻ってリーグ2位・ヤクルトとの3連戦に臨む。

ツバメ退治の初戦を任された岩貞が先発マウンドに上がる。今季甲子園では7試合で3勝3敗ながら防御率1.54と粘り強く抑え続けている左腕。「久しぶりの甲子園の一つ目なので、しっかり自分の投球でチームが勝てるように気を引き締めていきたい」。27日に甲子園で行われた投手指名練習ではキャッチボールや短いダッシュを繰り返し、万全の調整で登板に備えた。

2年ぶりのトリプル3達成の期待がかかる山田哲人は30盗塁に王手をかけて敵地に乗り込んでくる。「走者が出てからの投球が一つ鍵になると思うので、しっかりクイックを使って進塁させない、盗塁させないような入りをしていきたい」。岩貞が、“山田哲人封じ”にも闘志を燃やした。山田哲人だけではない。青木や坂口、雄平との3割カルテットはもちろん、ホームランダービートップ・33本塁打のバレンティン。リーグ1位のチーム打率を誇るツバメ軍団を抑え込めるかが勝利の鍵を握る。

猛虎打線では選手会長の梅野が元気だ。8月に入ってから打率3割3分3厘(63打数21安打)4本塁打。すでにキャリアハイのシーズン8本塁打に並び、小技に加えてパンチ力も目立つようになってきた。26日の巨人戦では14年7月以来の1試合2ホーマー。「3タテだけは絶対にされたくないという思いで挑んだ」と鬱憤(うっぷん)をバットに込めた。それでも梅野に求められるのは“攻守の要”としての役割。序盤に大量失点では波に乗れず、「打線が上向いてこない中、(チームの)士気的に下がってしまうので」と捕手・梅野はリード面での反省を口にした。

ヤクルト先発・小川とは今季初対戦。昨年は2勝1敗で、甲子園に限れば2014年以来白星を許していない虎。ここまで107試合を戦い本拠地・甲子園では16勝25敗1分と借金9。地元ファンの声援を後押しに、ヤクルト、DeNAと続く6連戦を勝ち抜きたい。

スケジュール

8/28 8/29 8/30
甲子園
神-ヤ
18:00開始
甲子園
神-ヤ
18:00開始
甲子園
神-ヤ
18:00開始
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