読売ジャイアンツ
4.19(FRI)20(SAT)21(SUN)
阪神甲子園球場
いよいよ、平成最後の伝統の一戦。今シーズン最初の対戦となった2~4日の3連戦(東京ドーム)では、まさかの3連敗を喫した。それだけに、甲子園で戦う3連戦は是が非でも雪辱したいところ。
矢野監督も巨人について以前から「伝統の一戦で監督としてやれるなんて、まあ、思いっきり楽しんでやれたらいいなって思う。よりジャイアンツ戦になると、もっともっと楽しんで。それで、オレは結果が出ると思ってるんだけどね」と繰り返しており、思いは特別だ。
初戦のマウンドに上がるのは、メッセンジャー。前回登板の12日の中日戦(甲子園)は6回6失点(自責点は5)と乱れた。それでも、今季3試合に登板し1勝1敗、防御率3.79と、例年通りの活躍を見せているだけに、永遠のライバルである巨人相手でも快投は期待できそうだ。
15日には出場選手登録日数が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。今季から日本人扱いとなっている助っ人右腕だが、報道陣から権利取得を知らされると「タイガースを出て行けってこと(笑)?」と強烈ジョークで笑いを誘うとともに、来日10年目を迎えるだけにタイガース愛を強調した。
打線は大山が17日のヤクルト戦(神宮)で2号2ランを放つなど、ここに来て上り調子。清水ヘッドコーチと、地道に早出特打などで取り組んできた成果が徐々に出始めた。「頭の中を、シンプルにしようとね。大山は性格がいいから、色々な人のアドバイスを何でも聞いてしまうからね。それがうまくはまってくれたのかな」と清水ヘッドも期待を寄せる。
相手先発は、今や球界のエースとして君臨する菅野。難敵には変わりないが、チーム一丸で攻略したいところ。丸、岡本、ゲレーロ、坂本ら打線も好調をキープしているが、阪神投手陣もやられっぱなしではいられない。リーグ3連覇中の広島が苦戦を続けるだけに、ライバル球団をたたいて上位争いを目指したい。