中日ドラゴンズ
5.10(FRI)11(SAT)12(SUN)
阪神甲子園球場
シーズン序盤ながらヤマ場とも言える12連戦を8勝3敗1分けと、セ・リーグで1番の成績で乗り切った矢野阪神。4月21日には借金が最大6まで膨らんだが貯金2と、令和に入って勢いが止まらない。
チームが好調なだけに、矢野監督も手応え十分だ。「12連戦ってやっぱり長かったし。その中でもいい試合が本当に多かったし。全員で戦っていくっていうところは、ずっと言ってるように競争の中でチームが成長していくと思ってるので。リスタートしながら競争して、ファンを喜ばせられるように頑張って行きたいと思います」と今後を見据えた。
10日からの中日3連戦(甲子園)初戦の先発を託されるのは、先発陣で随一の安定感を誇る西。「長期の遠征が終わったので、6連戦が増えると思いますし、集中しながらやっていきたいです」と意気込んだ。今季2勝3敗ながら防御率は2・25。オリックスから移籍後初のナイターとなるが、変わらない好投が期待できそうだ。
打線はやはりドラフト1位の近本と、ドラフト3位の木浪の「キナチカ」コンビに期待がかかる。近本はチームトップの打率3割1分1厘、4本塁打、18打点。得点圏打率は30打数12安打の4割、1本塁打、14打点を誇る。「やることは変わらないです。自分の仕事をきっちりしたい。本数を重ねて打率を上げることも大事かもしれませんが、チャンスなどいいところで打ちたいですね」と、あくまで冷静な部分も頼もしい。
木浪は打率2割3分1厘、1本塁打、9打点ながら、7日のヤクルト戦(神宮)でプロ入り後初の決勝打を放った。さらには初のヒーローインタビューも経験するなど、こちらも昇り調子。「試合に出られるのが一番です。いつもチャンスで回ってこいと思っています。自分の持ち味は全力疾走です」とこちらは常に気合い十分だ。
中日の先発は又吉。今季の先発は3日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)のわずか1度で、5失点で黒星を喫している。決して本調子ではないだけに、まずはカードの頭を白星で飾りたい。