読売ジャイアンツ
5.28(TUE)29(WED)30(THU)
阪神甲子園球場
リベンジを果たす絶好の舞台が整った。交流戦前ラストの伝統の一戦は、4月19~21日に甲子園で3連敗を喫した借りを返す3連戦となる。5月14、15と敵地で連勝したが、聖地での連敗をこれ以上伸ばすわけにはいかない。
先週はヤクルトに本拠で3連勝、DeNAにも敵地で2勝1敗と勝ち越し、貯金は今季最多タイの4とした。4試合連続1点差勝利と接戦での強さを見せれば、26日は豪快にチームで4発を放った上に、不調で2軍調整が続いていたガルシアが完封で移籍後初白星。「俺らが目指している場所に近づいていけると思う」と矢野監督も手応えを感じている。
大事な28日の先発マウンドに上がるのは、今季急成長を遂げた青柳。変則サイド右腕は、14日も6回2失点の好投で宿敵から勝ち星を挙げた。特に、巨人・坂本勇が開幕から続けてきた連続出塁記録を、36試合でストップさせたのは記憶に新しいところ。「本当にバッティングがいいチーム。ランナーを出すのはある程度仕方ないので、最少失点で帰ってきたい」と快投を誓った。
自慢のリリーフ陣もカギを握りそう。アドバンテージとなりそうなのが「8回の男」ジョンソンを、ここ3試合連続で温存できたことだ。ここまでチーム最多の23試合に登板し、防御率0・77とフル回転。それだけに金村投手コーチも「(今週は)巨人とカープと、上にいるチームにあたるからね。そこに元気でフレッシュなジョンソンがいけるのは大きいですね」と期待を込めた。11試合連続無失点の藤川、守護神のドリスも好調をキープと頼もしい限りだ。
野手では、糸井が今季の巨人戦での打率が3割8分7厘、福留も打率3割7分と両ベテランの活躍が光る。好調のドラフト1位・近本が出塁して上位につなげて、先手を奪う展開に持ち込みたい。
巨人は、やはり坂本勇が打線の中心。今季も阪神戦では打率3割1分3厘、2本塁打、5打点と数字を残している。岡本、ゲレーロらも復調してきており、やはり強力打線をどう抑えるかがポイントになる