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広島東洋カープ

7.5(FRI)6(SAT)7(SUN)

阪神甲子園球場

オールスター前の最後のヤマ場となる9連戦。残り2カードは本拠で広島、巨人との6連戦だ。首位・巨人が交流戦で好調だったこともあり、ややゲーム差が開いているのは現状だが、まずは2位・広島を捉えたいところ。

大事なカード初戦には、ベテラン・左腕岩田が先発する。今季はここまで2勝2敗、防御率3.41とシーズン途中から先発に定着し、落ち着いた投球を見せている。特に、前回6月22日の西武戦(甲子園)では、大阪桐蔭高の同級生・中村にソロ2発を浴びたが、6回を投げて失点はその2点でうれしい2勝目を挙げた。宝刀のスライダーでゴロアウトの山を築くスタイルは健在。「チームを勝ちに導く投球を」の言葉通り、白星を呼び込めるか。

打線では、福留が両ふくらはぎを痛めて2軍調整中だが、同じくベテランの糸井が好調なのが頼もしい。不動の「3番・右翼」として、矢野監督の信頼もチーム随一。3日のDeNA戦(横浜)では、約1ヶ月ぶりの5号ソロを放つなど、超人の活躍で打倒広島といきたいところだ。「ヒットの内容とか、打ってる状態とか打球とか、そういうのは良くなってるなというのがあるような上がり方だった。嘉男(糸井)もランナーを返したいと思っていると思うし」と矢野監督はポイントゲッターを期待した。

救援陣では、交流戦明けから「8回の男」ジョンソンが1軍復帰。疲労蓄積によるリフレッシュのため2軍調整が続いていたが、復帰後は150キロ超の直球に、必殺のパワーカーブも健在で、離脱前と変わらない存在感を見せている。「コンディションは何の問題もない。自分の野球人生で、ここまで登板間隔を詰めた事はなかった。今度は最後までチームの戦力になるのが目標さ」と、頼もしい限りだ。

広島はやはり、強力打線の核である鈴木の打棒がキーとなる。また、15年4月からフルイニングと連続試合出場を続けていた田中も、復調すれば手怖い存在。ただ、岩田ら先発が試合を作って、自慢の救援陣につなげば、勝機は十分にある。

スケジュール

7/5 7/6 7/7
甲子園
神-広
18:00開始
甲子園
神-広
18:00開始
甲子園
神-広
18:00開始