- 城島健司選手入団記者会見
- 2009年11月13日 更新
13日、阪神タイガースは、阪神タイガースへの入団意思を表明しておりました前シアトルマリナーズの城島健司選手と正式に契約をおこない、同日大阪市内のホテルにて入団発表をおこないました。
城島選手のコメント(会見より)
―今の気持ち。
人生3度目の入団会見で、慣れたといえば慣れた。大阪で大勢の前で晴れて笑顔で会見できてよかった。家族も僕の意志を尊重してくれたし、全面でサポートしてくれている。
―捕手として。
今日もこれだけたくさんの人がいてくれて、いい時は素晴らしく大きく取り上げてくれるが、悪い時は批判もあると思う。そういう時には自分の責任だと正面から受け止めたい。悪いときこそ全面的にがっちり受け止めていく。ピッチャーが困った時には、自分の名前が前に出てピッチャーを助けられるといいと思う。ピッチャーが孤独にならないようにバッテリーで一緒に1人のバッターに向かっていく。
―投手とのコミュニケーション。
麻雀でもしますかね笑。何もかも急だったのでまだ情報も白紙の状態。投手はいい時も悪い時もある。いい時を知るには、悪い時も知らないといけない、それにはたくさんの球を受けないと分からない。頭を白紙にし、受けている時の印象を大事にしたい。WBCの岩田選手や藤川選手にしても、WBCに出る選手だから、素晴らしい球がある。その2人には黙っていても活躍してらわないといけない。
―右の強打者として。
15年やってきたバッティングスタイルは今さら変えられない。監督がどこのポジションに使ってくれるか分からないが、自分のスタイルは決まっているので、そのままやっていく。積極的に来た球から振っていくのが持ち味。開幕戦第1打席から振る準備はできている。
―数字の目標。
全試合出たい。いい手本になる金本選手がいるので全イニング、だめでも全試合出たい。全試合出る、ということはいい時も悪い時もピッチャーの球を受けているということだから。
―セ・リーグの野球について。
また新しい野球を学ばないといけない。不安だらけだが、それがなかったら何も得られないと思うし、選手として進歩もない。そういう不安を1つずつ取り除いて開幕を迎えたい。開幕前日は何年たっても緊張して眠れない。ガチガチになって臨むと思う。
―タイガースファンについて。
敵としてプレーする側からすれば、甲子園ほどやりにくい球場はない。そんなファンを味方にできるのは大きな強み。熱烈な声援を受けるのは楽しみだが、それに対する責任もある。秋にはタイガースファンの方に喜んでもらえる成績を残せるよう、プロとして常に怠らずその努力を最大限に行うことを目標に考えていきたい。そして、その成績が残せた時に大きな声援を受けたい。城島を獲ってよかったと思ってもらえた時に、声援をもらえると思うし、早くその日が来て欲しいと思う。タイガースに入団を決めた以上は、気持ちを前にして、タイガースのためにめいっぱい甲子園で暴れたい。
南社長のコメント(会見より)
正式に契約しまして来年の戦力に関わる大きな戦力になりました。メジャーでは「化学反応」を起こすとか言うそうだが、チーム全体のいい刺激になると思う。前回の優勝から5年になるが来シーズンは優勝できるように巻き返したい。
真弓監督のコメント(会見より)
ここまで心配していましたが入団が決まって安心できた。来シーズンが楽しみだし、これまでの彼の野球スタイルを変えず、グラウンドで思いっきり暴れてもらうと化学反応が起きると思う。右バッターを補強ポイントにおいていたが、守りと攻撃の両方一緒に補強でき、大変心強い。打線を組むのにはいい悩みができた。構想はいろいろ考えているが、チームプレーにおいても頼りになるバッター、どこでも打ってくれる選手なので、楽しみです。