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鳥谷選手が8月度セ・リーグ月間MVPを受賞
2010年09月07日 更新

本日7日(火)、2010年8月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が発表され、セ・リーグの打者部門で鳥谷敬内野手が受賞いたしました。8月は25試合に出場し、102打数43安打 打率.422の好成績をマーク。また月間安打数は球団記録を更新する42安打を記録しました。球団としては7月度の平野選手に続く2カ月連続での選出となりました。

―まずはおめでとうございます。

鳥谷:ありがとうございます。

―初めての受賞となりましたが、今どんなお気持ちですか?

鳥谷:そうですね。本当に良い1ヶ月を送れたのだな、というのを改めてこの賞で実感しています。

―その良い1ヶ月を打率、数字で言いますと、4割2分2厘。猛打賞も7回記録されました。どのあたりがこの成績に繋がったと考えていますか?

鳥谷:そうですね。暑さもありましたが体調も良く過ごせたので、それが良い結果に繋がったのかなと思います。

―先ほど暑さという言葉が出ましたが、この8月は記録的な猛暑。しかも恒例の長期ロードの中でのこの成績、何か体調管理に気を使った部分というのはありますでしょうか?

鳥谷:そうですね。甲子園での試合が少なくドーム球場での試合が多かったので、そういう意味では外は暑いですけど、ドームの中という涼しいところで出来たことも良い成績に繋がったのかなと思います。

―体調面以外でバッティングの好調に繋がった要因というのはどう分析されますか?

鳥谷:これと言って「これは凄く良くなった」というのは無いと思うのですが、キャンプからやってきたことを悪い時も続けてきたことが、この1ヶ月間の良い成績に繋がったのだと思います。

―そして8月の安打数が43本、これがタイガースの球団の新記録になりました。これに関してはいかがですか?

鳥谷:そうですね。1ヶ月に何本打ったかという事をなかなか考えることもないので、そういう意味では『最後の試合で2本打てば記録』というのを分かった状態で、打つということを意識しながら試合に望めた充実感というのは、普段なかなかシーズン途中で感じることはできないので、良い状態で試合が出来たのかなと思います。

―最後の試合は、もう意識して狙って獲ったこの新記録、ということですか?

鳥谷:狙ってということではないですが、なかなかそういうチャンスはないので、最低でも1本打てば並べるという状況でしたので、なんとか打ちたいなという気持ちはありました。

―さて8月なのですが、最初の5試合は1番バッターとして、残りの試合はまた3番バッターに戻って、という1ヶ月になりました。シーズンが始まる前から「任された打順を最後まで守り通したい」と話されていましたが、3番に戻って期する思いというのもあったのではないでしょうか?

鳥谷:そうですね。打順は自分が決められることではないですが、1番で得たものもありますが、3番という打順にまた戻ってなんとかもう1回その3番で最後まで打ちたいな、という気持ちではありました。

―今シーズンのタイガース打線、記録的な強力打線ですが、その中での3番バッターの役割、鳥谷選手はどう受け止めていますか?

鳥谷:そうですね。3番バッターだからということはないですが、ランナーがいればランナーを還すことが仕事ですし、ランナーがいなければ塁に出ることが仕事だと思っているので3番ということよりも、状況によって自分のやるべきことをしっかり考えて、やっていこうというのはあります。

―8月の成績を見ますと、打率やヒットの数に目がいくのですが、それ以外にもホームラン、打点、得点圏打率も非常に高い数字を残されています。自分の中で一番この数字にこだわりたいというはありますか?

鳥谷:数字というか、1、2番が高打率で出塁率があるので、そういう意味ではチャンスで打つというのがチームの直接得点にもなりますし、打点がすべてではないとは思いますが、チャンスでしっかり打ちたいな、という気持ちは常に持っています。

―と、いうことは虎のクリーンナップの責任感を感じながらのこれからの9月ということになりそうですね?

鳥谷:責任感ということではないですが、置かれた立場、状況でしっかり結果を残すことがチームのためにもなりますし、これから本当に厳しい戦いになると思いますのでチームに貢献したいと思います。

―これから厳しい戦いの中で、まずは選手会長としてチームとして最後に笑うためにどういった試合、どういったことが必要になってくると感じていますか?

鳥谷:そうですね。先を見るよりも、目の前の1試合1試合、1球1球って言うのを大切に、今まで通り自分たちの出来ることをしっかりやれば必ず良い結果が待っていると思いますので、それを信じてしっかりとやっていきたいと思います。

―最後に、これからご自身の個人の目標も含めながら、9月の残り少ない試合での優勝に向けての抱負をお願いします。

鳥谷:個人的にもチームとしても、1球1球を大切に1試合1試合を勝っていくということが大切だと思いますので、先を見ずに最後までやっていければおのずと良い結果に繋がるのではないかと思います。

―今回は本当に初受賞おめでとうございました。

鳥谷:ありがとうございました。