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ファーム監督就任について
2010年10月22日 更新

阪神タイガースは、現球団本部 管理部 課長(ファームディレクター)の吉竹春樹(よしたけ・はるき)氏(49)が、来季のファーム監督に就任することが決まり、同日会見を行いました。

吉竹ファーム監督コメント(会見より)

沼沢:2年間フロントで所属して頂き、秋季練習からファーム監督に就任して頂きます。吉竹春樹さんです。どうぞ皆様よろしくお願いします。

―吉竹ファーム監督、実に2年ぶりの現場復帰。それが(ファーム)監督と言う立場でありました。今の心境をお聞かせください。

吉竹:突然と言うことで驚きはしていますが、(2年間)ファームディレクターをさせていただき、裏から(チームを)見ていましたが、自分自身はユニフォームを着ているつもりで仕事をしていましたので、今回から指揮を取ると言うことで動揺などはございません。

―と、言うことは、久しぶりにユニフォームを着る不安と言うよりも、期待する方が大きいと言う心境なのでしょうか?

吉竹:そうですね。これまで若い選手のプレーや、試合等を見ていました。当然一軍に上がって活躍した選手もいますし、これからもっともっとそう言う選手が出てくるように、指導していきたいと思っております。

―今年のファームの成績を見てみますと、ウエスタンで見事優勝。しかし日本選手権では惜しくも敗退と言う結果になりました。今監督が見られて、欠けている部分があるとすれば、どういったところでしょうか?

吉竹:それはまだまだ若いとか、すべてにおいて足りないと言うところだと思います。キャンプから「君たちは何かが足りないから、ファームにいるんだ」と言いきかせ、焦らず一つのことをきっちりマスターしながら、徐々に鍛え上げ這い上がって一軍で活躍してもらいたいと思います。

―お話にありましたが、今年はファームの選手が一軍に昇格して、上がるだけではなく活躍した選手も数多く出てきました。ファームのムードも変わっているのではないかと思いますが、監督の目から見られていかがでしょうか?

吉竹:そうですね。今年から育成試合も出来まして、試合に出られる喜びがあると思います。またその中で課題・反省を見つけ伸びてきた選手もいますし、試合の中で経験を積み、自信をつけて一軍に上がった選手もいます。そう言うものが少しづつ形になり始めたかなと思います。

―もう間もなく秋季キャンプ、練習が始まりますが、どういった指導方法、チーム作りで選手を育てていきたいと言う思いがありますか?

吉竹:まず、野球を楽しむ。我々は(選手たちが)失敗をすると怒りますが、少年時代の気持ちに戻って「野球は楽しいな」と思える様になってほしいです。練習は厳しいですが、頑張れば一軍に上がれる。上がった時の喜びを忘れずに練習に取り組むことを選手たちに教えていきたいと思います。

―真弓監督が先日の会見の中で、若い選手にはトータルな力よりも、何か一つ秀でたスペシャリスト、そう言う選手が出てきてほしいと言う話がありました。そのあたりについてはいかがでしょうか?

吉竹:そうですね。今後真弓監督とお話をしていきながら、一人でも多く一軍の戦力になるように、来季一軍が優勝出来る様に我々は準備をしていきたいです。若い選手には一歩一歩階段を登っていって欲しいですね。

―例えば現段階で、守備ならこの選手かな?走ることなら、打つことなら等、具体的なイメージはありますか?

吉竹:そう言うイメージはありますが、あえてここでは名前を出しません。自分の頭の中では描いています。

―最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

吉竹:今年一軍が優勝を逃したと言うことで、来季は必ず優勝と。その為には我々ファームが、一軍で戦力になれる選手を一人でも多く育て、2年後、3年後若い選手が一軍の中心選手となって甲子園の舞台に立てる様に、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。