- 河村健一郎氏のコーチ就任について
- 2012年10月12日 更新
12日（金）、河村健一郎氏（64）が来季のファーム打撃コーチとして就任することが決まりましたのでお知らせします。
また、同日、球団事務所にて就任会見を行いました。
中村ゼネラルマネージャー、河村健一郎ファーム打撃コーチコメント（会見より）
Q：起用された理由と期待されることを教えてください。
中村：世界のイチロー選手の師匠の一人でもあるわけで、2004年オリックス・ブルーウェーブ時代に一軍バッティングコーチとして一緒に仕事をさせてもらいました。もちろん理論が卓越しているのは言うまでもありませんが、その熱心さに於いては折り紙つきであります。虎風荘(寮)に泊まり込んでもらって、日夜、若手選手の育成に力を注いでもらうということでお願いをいたしました。
Q：タイガースでは初めてのコーチ就任となりますが、今のお気持ちはいかがですか？
河村：巨人のコーチもさせて頂きましたが、こんな記者会見初めてですよ。ファームのコーチなのに。ビックリしています。とにかく凄いですね。今、話をしながら責任を感じています。一所懸命取り組んでいきたいですね。
Q：今のタイガースをどうご覧になっていますか？
河村：今まで接したことが無いのですが、僕の指導法というのは、まずは潜在能力を引っ張り出すことから始めます。17日から（フェニックスリーグに）行くのですが、秋季キャンプでも潜在能力を引っ張り出して、そこから取り組んでいこうかなと思います。
Q：イチロー選手を育てたという定評もありますが、｢虎のイチロー選手｣の存在は、いかがでしょうか。
河村：そうですね。イチロー選手と最初に会った時も、さきほど言いました潜在能力の引き出しから始まっていまして、バッティングはもともとセンスの良さがありましたから。長所を伸ばすという指導法は、良し悪しはあるかも知れないですが、極端な言い方をすると、（当時の）彼の長所と言えば打てるところであり、打てるところを少しづつ広げていけば、（総合的に）100点になることもあるよと言うことなのです。
よく弱点を矯正するところから取り組んで、長所も半減していくということも多いので、僕は楽しみな選手にはイチロー選手の時と同じ様に、打てるところは伸ばしていこうかなと思います。なかなかすぐにという訳にはいきませんが、一歩、一歩、とにかくスピードを上げて、タイガースの為に期待に応えていければと思います。
Q：河村さんの目から見て、楽しみな選手はいますか。
河村：そうですね。伊藤隼太君や、森田君、中谷君、特にこのあたりの選手は近くで見てみたいですね。水谷コーチとも阪急時代に一緒でしたし、色んな相談をしながら頑張りたいです。何とか甲子園球場で大暴れする選手を近いうちに3、4人は作りたいと思っています。
Q：最後に抱負をお願いいたします。
河村：今のが抱負ですよ（笑）。とにかく一歩一歩ですが、スピードアップして、必ず上で働ける選手を3、4人は育成したいなと思っております。スタッフ皆で団結して、頑張っていきたいです。
河村健一郎ファーム打撃コーチプロフィール
| 生年月日 | 1948.2.26 |
|---|---|
| 出身地 | 山口県 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長／体重 | 177cm／84㎏ |
| 球歴 | 桜ケ丘高～芝浦工大～日本石油（1971年度 ドラフト外）～阪急（1972-1982年、ファームコーチ1983-1988年）～オリックス（ファームコーチ1989年、コーチ1990-1991年、ファームコーチ1992-1994年）～巨人（コーチ1995-1997年）～野球評論家・解説者～中日（ファームコーチ2003年）～オリックス（コーチ2004年）～野球評論家・解説者～阪神（ファームコーチ2013年） |
| 初出場・初スタメン | 1972.6.15 対西鉄7回戦（平和台） |
| 初安打 | 1972.6.16 対南海10回戦（大阪） |
| 初本塁打 | 1975.4.6 対近鉄前期2回戦（西宮） |
| 初打点 | 1972.9.30 対西鉄23回戦（平和台） |
| 初盗塁 | 1974.8.23 対太平洋後期7回戦（西宮） |
| オールスター出場 | 1976年 |
