- 桧山選手引退、セレモニーでのメッセージと会見コメント
- 2013年10月06日 更新
5日(土)、試合終了後に桧山選手の引退セレモニーが行われました。また、引退セレモニー終了後に会見を行いました。
引退セレモニー 桧山選手からのメッセージ
まず初めに、私、桧山進次郎の為に、このような引退セレモニーを開いていただいた阪神球団の関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
そしてまた、このセレモニーに参列していただいたジャイアンツ球団の皆さん、ジャイアンツファンの皆さん、ありがとうございます。
1992年5月30日、伝統あるタイガースのユニフォームに袖を通し、この聖地甲子園で僕はデビューしました。
・・・結果は三振です(場内 笑)
振り返れば小さいころから兄の背中を追い続け、今まで野球をやってこれたのも、丈夫な体を生んでくれた両親のおかげです。
そしてまたどんな時も明るく接してくれた家族、「さり・しゅうせい・そうしゅう」 ありがとう!!
22年間、いい時も悪い時も、温かい声援を下さったファンの皆さん、代打桧山をコールされた時、地響きが起こるような温かい声援をくださった、どれだけ勇気をもらった事か一生忘れません。
本日ここまで皆さんとともに、2回もリーグ優勝を僕は手にいれました。しかしながら日本一という称号はまだ手にいれてません。その忘れものをいつか必ず取りにいきます。
その時はまた、ファンのみなさん、タイガース球団のみなさん、一緒に戦いましょう!
本当に僕は幸せものでした。22年間ありがとうございました。
セレモニー後の会見より
―最終戦を終えた気持ちは?
桧山:終わってみて「ほっ」としてます。
―引退会見から1ヶ月。気持ちの変化はありましたか?
桧山:正直、気持ちの変化は無かったです。僕個人のことよりもチームの順位が決まっていなかったので、そちらが最優先で、数日前に2位が確定し、そこから少し自分のことに集中出来るようになりました。
―今日の目覚めはいかがでしたか?
桧山:今日の朝、セレモニーのコメントを考えたので少しバタバタしていましたので余裕もなかったです。
―全ての目が桧山選手に向けられていましたが、いつもと同じ、ルーティーン通りにいきましたか?
桧山:今日の試合に関しては、マスコミの取材を極力少なくしてもらって、自分の試合に向けてのルーティーンを大事にさせてもらいました。
―先日の会見で大事な大事なポジションとおっしゃっていた「ライト」を守り、そして超満員のジャイアンツ戦で最高の舞台でしたが。
桧山:縁なのかどうかわかりませんが、自分が甲子園でデビューしたのもジャイアンツ戦で、最終戦がジャイアンツ戦で引退セレモニーを迎えられたというのも凄く幸せですね。
―ライトのポジションにつく、打席に入る、といつにも増して大歓声と拍手でした。
桧山:ほんとに選手冥利に尽きるというか、それ以上のものを感じさせてもらいました。こんなに素晴らしい応援をみんなにしてもらい、すごく感謝していましたし、それを感じながらライトで守っていました。
―3回打席が回ってきましたが、どういう思いでしたか?
桧山:普段通りには立てたつもりですが、いいスイングができなくてうまく抑えられ、ミスショットばかりして不甲斐ないなと。
―7回の裏が終わって交代されましたが。
桧山:前日、監督と話をしてすんなりと交代させていただきました。
―桧山選手に勝利をという執念からか今日は勝ちました。
桧山:すごくそれは感じましたし、いいかたちで今日一日終えられたと思います。
―ラストメッセージでは、随所に桧山さんらしさが見えました。
桧山:うまく伝えられたかどうかはわからないですが、自分なりにはきちっとしたスピーチをさせていただけたのではないかと思います。
―8回、宙に舞いましたが。
桧山:すごく高くチームメイトに胴上げされたので怖かったですけども、うまく支えられて宙に舞ったのでうれしかったです。
―お子様からの花束贈呈がありましたが、言葉は掛けられましたか?
桧山:逆に、こども達から「22年間お疲れさま、ありがとう」と言われました。
―甲子園での22年間、思い出されるのは?
桧山:悔しかったことの方が多いですかね。
―ファンの皆さんに一言
桧山:何回感謝の言葉を述べても足りないぐらい感謝しています。現役生活は終わりますが、ファンと共に阪神タイガースをずっとみつめていきたいなと思いますし、優勝へ向かって前進する姿を見守っていきたいと思います。