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矢野監督がオーナーへ2019年シーズン終了を報告
2019年10月18日 更新

18日(金)、阪神電鉄本社(大阪市)において、矢野監督が藤原オーナーへシーズン終了を報告し、その後、揚塩球団社長とともに会見を行いました。

揚塩社長コメント(会見より)

今シーズンも甲子園だけでなく、ビジター球場も含めまして多くのファンの方々にご来場いただきました。最後まで熱いご声援を賜りましたことをこの場をお借りしまして、厚く御礼申しあげます。
先ほど矢野監督と藤原オーナーにシーズン終了の報告に行ってまいりました。矢野監督からは今シーズンを振り返り、チームの課題と昨日のドラフトの結果を含めたこれからの話をしていただきました。オーナーからは「最後まで粘り強く、厳しい戦いを勝ちきった。よく頑張ってもらった、引き続き来年も頑張ってほしい」というお言葉をいただきました。
来年こそは優勝してファンの皆様にもっと喜んでいただけるように、今季の課題を現場・フロント一体となって、課題を検証しチーム力の強化に取り組んでいきたいと思います。今後とも変わらぬご声援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

矢野監督コメント(会見より)

―矢野監督からオーナーにはどのような報告をされましたか。

一年間思うようにやらせていただき、ありがとうございましたとお話させていただきました。

―長い戦いを経て、今の心境をお聞かせください。

クライマックス・シリーズに行った経験とシーズンの最後を勝ちきれたというのは、本当にチームの成長をとても感じていますし、自分自身も戦っていて興奮して感動して、選手たち皆と戦えたシーズンでした。ある意味、クライマックス・ファイナルでジャイアンツに負けたという悔しさがより大きくなって、来年強いジャイアンツを倒したいなという思いが強くなってきています。

―就任1年目のシーズンはどんなシーズンでしたか。

僕としては、気持ちの部分や戦う姿勢や諦めない気持ちとか、何かそういうものは根本の中心において大事にして戦っていきたいと、それが一番ファンの人に喜んでもらえる、そして勝ちにも繋がるということで、一年間、球団・コーチ・選手・裏方さん、みんなで戦ってくることが出来て、その部分の手応えは感じています。後はもっと上に行くために必要な課題が見えたシーズンだったので、来年に向けて早く行けるぞ!という体制を作っていきたいと思います。

―今シーズン印象に残っている試合はありますか。

近いところでは6連勝がありましたが、自分でも泣くと思っていなかった日ハム戦の逆転勝利の時には、選手たちが戦う気持ちや諦めない姿勢、怖がらないプレーを実現してくれて最後、原口がサヨナラヒットを打った試合は印象に残っていますし、投手陣が本当にみんな頑張ってくれ、一人一人がバッターに向かっていってくれたのが本当に印象に残っています。

―今年の投手陣はいかがでしたか。

本当に頼もしかったです。連投もありましたし、楽な場面で投げるというのが少なかったですし、その中で投手陣みんなで引っ張っていってくれました。先発では西が引っ張っていってくれましたし、中継ぎでは能見・(藤川)球児のベテランが結果も試合外でも引っ張っていってくれたのはウチの投手陣の強みだと思っています。また昨年二軍で一緒にやっていた青柳や島本・守屋は「やっぱり可能性があっただろう」と言いたいです。二軍のときから「自分の可能性を信じろ」「絶対やれるから」という言葉を日々言ってきた選手たちが活躍してくれて、島本・守屋は1シーズンしっかりとした戦力になってくれましたし、青柳が規定投球回にいくような投球をしてくれたのは嬉しいです。言い出せば、みんなの名前を挙げて話をしたいのですが、投手陣には本当に頭が下がる思いです。

―打撃面ではいかがでしょうか。

元々そこは課題にある部分だと思っていましたし、現状まだ課題でもあります。その中でプラスをいうと、盗塁が100個取れたのはそういうところがあったからこそ、よりみんな盗塁を積極的にいけたと思いますし、そこにはコーチみんなの後押しがあったからこそとも思います。ホームランは打ってくれと思って簡単に出るものではないので、その中でどのように点を取るか、作戦部分といいますかもっと課題を見つけて、この秋の練習・キャンプでやっていきたいと思います。来季は点を多く取れる野球をしたいと思いました。

―投打で一番成長したと思う選手を挙げていただけますか。

僕は欲深いので、もっともっと期待値は上にありますし、もっともっとやれると信じているので、誰か一人というのはないですね。

―最後にタイガースファンに来シーズンへの抱負とメッセージをお願します。

今シーズンも皆さんが一緒に戦ってくださったおかげで、本当に僕たちは前を向いて精一杯戦うことができました。来年、クライマックスに出てよかったなという所を求めているわけではありません。一番上を狙って戦うチームをしっかりこの秋から作っていって、もっともっとファンと喜びあえるようなシーズンにしていきますので、来季も一緒に戦っていってください。ありがとうございました。