日々やりがいを感じながら<前編>
登板42試合、2勝2敗、チームトップの30ホールド。
42イニングを投げ、奪三振はイニング数を大きく超える61を記録。
防御率0.86。ここまでの自責点はわずかに4だ。(8月7日現在)
「個人のことにはなりますが、ここまではいいシーズンを過ごすことができています。数字が残せているのは、後ろでしっかり守ってくれているチームメイトたちのおかげです。特に、キャッチャー陣の人たちには、うまくリードしてもらっていて本当に感謝しています」
その数字はまさに“救世主”といって良いほどのもの。チームメイトに支えられながら、素晴らしい活躍を見せ続けてくれている。
1991年5月生まれの28歳。チームでは、岩貞祐太や秋山拓巳と同学年という“働き盛り”の年齢だ。競争の激しいメジャーリーグの世界で、一昨年に初登板を経験。昨年は37試合に登板するなど、メジャーでの活躍の道が切り開けてきた中での来日だった。
「元々、日本の野球のことには興味がありました。マートン選手や、川﨑宗則選手、昨年ヤクルトでプレーしたカラシティ投手とはチームメイトだったこともあり、日本の文化や野球のことについて聞いていたんです。だから、ある程度の知識をもって日本にくることができました」
文化の違い、気候の違い、そして、野球の違い―。さまざまな環境の違いが、来日一年目のシーズンにはハードルとなる。それにつまずき、本来の自分の姿を見せられぬまま日本を去る選手も多い中で、彼は抜群のスタートを切った。
なぜ、ここまでいい結果を残せているか。答えは実にシンプルなものだ。
日々やりがいを感じながらショートver<前編>終了。
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