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超変革Webマガジン 2016年5月北條選手

北條史也選手インタビュー 第2回

Q:昨年は一軍に昇格されましたがほとんどプレーする機会がありませんでした。今シーズンにかける想いは相当なものがあったのでは?

北條: 昨年はプロ3年目で初めて春季キャンプを一軍でスタートして、初の一軍入りを果たしたんですが、1試合の出場で打席も1度しか経験できませんでした。だから昨オフには高校生時代の先輩であるヤクルト・川上(竜平)さんに頼み込んで、昨年トリプルスリーを達成された山田(哲人)さんたちの合同自主トレにも参加させてもらって打撃を磨きました。今年春季キャンプは、今年こそ絶対レギュラーを取りに行くぞっていう強い気持ちで臨んだんです。

Q:今年の春季キャンプも一軍スタートで、なかなか調子もいいですね。

北條: もらったチャンスをしっかり掴み取りたいという一心です。もっともっと打たないと、チャンスは別の人に行ってしまいますからね。打たなければファームに戻されるという危機感は今も常にあります。

Q:まだ短い期間ですが一軍の試合に出ての感想は?

北條: タイムリーや初ヒットを打ったときとか、やっぱりファンの歓声がファームとは全然違います。ウワァーっていう湧き上がるような大きな歓声を聞いたら鳥肌が立ったりしましたし、気持ちも高ぶるんです。そんな時、ここは一軍なんだ!ってことを実感しますね。いくらヒットやホームランを打っても、ファームの試合ではそういう感動はないですからね。

Q:プロ通算5打席目の初安打がホームランでした。あの時はどんな感じでしたか?

北條: 僕が打った打球はちょっとライナーだったので、まさか入るとは思わなかったです。入ったときはびっくりして、なんも考えられませんでした。なんも考えんと一周したんでベース踏んだのも覚えてないんです。それどころかどうやって一周したかも覚えてません(笑)。

Q:一軍に昇格してご両親も喜んでおられるでしょう。連絡はありますか?

北條: そうですね。いろいろ気にしてくれてましたからね。まあ母親とはLINEとかで連絡とっていますし、たまに電話がかかってきますけど。電話したら長いんですよ(笑)。実家は大阪の堺ですから、大阪の試合なら近くていつでも見に来れるし、会うこともできるんですけどね。

Q:甲子園球場の中で好きな場所とか、試合前落ち着く場所とかありますか?

北條: 落ち着くのは…やっぱりロッカーですね。甲子園のロッカーはファームと比べて断然広い。全然違いますね。椅子は違うし、めっちゃゆっくりできるんです。リラックスし過ぎて横になったら動きたくなくなって、トレーニングにちょっと遅れてしまいます(笑)。

第3回の更新は5月20日(金)。お楽しみに!

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