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超変革Webマガジン 2016年10月坂本選手

坂本誠志郎選手インタビュー 第2回

Q:タイガースに入る前と入った後で、何が一番違うって感じましたか?

坂本: さまざまな実績を持たれている先輩や仲間と一緒にプレーをしてみると、いろいろなことを実感させられます。テレビでプロの選手を見ている時は、とにかく打つ、とにかく球が速い…というような技術的な側面しか見えていませんでした。でも、実際にプロの世界でやっていく中で、テレビでは見ることができない部分…試合に対する準備などが見られるわけじゃないですか。すると、あー、こういう努力を積み重ねているからああやって試合でものすごいプレーができるんだ!って納得できました。ほんとにこういうバックヤードの部分って中に入ってみないとわからないですよね。その人が試合に臨むまでの姿勢や準備…自身を振り返っても、すべてがアマチュアの考え方ややり方とは全然違うなって実感しましたね。

Q:今言われた実績のある方の中で、一番すごいと思う人は誰ですか?

坂本: やっぱり鳥谷(敬)さんですね。鳥谷さんの試合に向けての準備ってほんとにすごいんですよ。しかもあんなに余念がないのに、僕はこんなにやっているよっていう感じがまったくないんですね。普通に平然と取り組まれているんで、すごいっていう言葉で簡単に表現しちゃうのが失礼なくらいです。質は全然届かないと思いますけど、僕も鳥谷さんを見習っていろいろと準備するようにしています。キャッチャーなんで、身体を動かすことももちろん必要ですけど、対戦相手の映像を見たり過去の試合結果の内容を見たりして、万全な準備をした上で試合に入ることを心がけています。日によって取り組む内容が多少変わることもありますけど、しっかりできたと思えるだけの準備をしてから、ゲームや練習に入っていきたいと思うようになりました。

Q:1年目のシーズンで、プロとしてやっていける自信を持った瞬間は?

坂本: 能見さんと組む前のことですけど、大差で負けているマツダスタジアムの試合で僕は途中から出場しました。点差が開いた厳しい状況のゲームで、それまで考えてはいたものの試合ではやらなかった変わったことや難しいことをあえて試してみようと思ったんです。結果はどうなったかというと、思い切ってやってみたところ結構うまくいったんです。自分がいつかはやろう!と考えてきたことは間違いではなかったって実感できたときに、それまでの不安が自信へと変わりましたね。

第3回の更新は10月21日(金)。お楽しみに!

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