Q:今度は指導者という立場ですが、どのように取り組んでいこうとお考えですか?
福原コーチ:そうですね、秋季練習が始まってもまだピッチャーで参加している選手は少ないですし、今のところは若い選手たちを指導して、何とか一軍で投げれるような投手を一人でも多く育てたいという気持ちはあります。
Q:特に、若手選手に頑張ってほしいことは?
福原コーチ:若い子たちには、まあ自分がやってきたことで蓄積した経験などもある程度伝えたいと思ってますけど、その前にしっかりと身体を作ることが重要かな。1年間を戦い抜くための土台というか、ケガをしない身体作りをしっかりやってもらいたいと思っています。
Q:オフシーズンの秋季キャンプってプロ野球選手にとってどれくらい重要ですか?
福原コーチ:僕の経験から言うと、秋季キャンプは1年で一番大事な時期だと思います。だって、自分でやりたいこともやれるし、いろいろな経験ができますからね。休む人は休むでしょうし。身体を動かす人は身体を動かしますけど、この時期にやっぱり普段できないこと……例えば、キャンプで取り組まないこととか、全体練習ではやらないことを、個人的にどこかに行って何か新しいことに取り組むとかね。例えば、ボクシングジムに行って練習するのもいいと思うんです。普段、なかなかできないことをこの時期にチャレンジする。自分の考えで行動するっていうことが、すごく大事かなと思いますね。
Q:それぞれ、独自で取り組まれることで個性も出ますよね?
福原コーチ:そうです、自ら取り組むことでいろいろな考え方も身につくと思うんです。日々、プロ野球選手がキャリアを積み上げていく上で、自分の考える力というか、自分で行動することはとても大事です。それを養う意味でも、オフの取り組みは重要だと思います。
第5回の更新は12月30日(金)。お楽しみに!