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超変革Webマガジン 2017年1月掛布雅之ファーム監督

掛布雅之ファーム監督インタビュー 第2回

Q:現場で指導されていて、重要と感じられていることは?

掛布ファーム監督: 「チーム力」は当然大切なんですけど、「個々の力」がもっともっと出てこなければいけないんじゃないですかね。チームが勝つためには、まず個々が対決に勝つ必要がある。今の若い選手を見ていると、こうしなさいっていう"マニュアル"を渡されて取り組むことは得意なんです。でも、そのマニュアルが無くても自分ですべてやれるような選手に育てなければ、力を付けていけないんです。自ら考え行動を起こすことができる。そういう若い選手たちを一軍に送り込みたいという気持ちが強いです。だからファームの選手には、"一人"に強くなれっていつも言ってるんです。

Q:「一人に強くなれ」とはどんな意味でしょう?

掛布ファーム監督:野球はチームスポーツですけど、ひとたび打席に立ったら結局すべてのことを自分一人で解決しなければいけないんですよ。サード守って、ゴロが飛んできたら三塁手がそのボールを取ってアウトにする。誰も助けてくれないですよ。だから一人に強くならなくちゃいけない。そういった面が、今はまだちょっと弱いですね。

Q:その弱さは、与えられた環境でしょうか?

掛布ファーム監督:そうかもしれませんね。今の選手に与えられている環境はすごく整っていますから、僕らの時代から比べると羨ましいくらいです。それは素晴らしいことですが、恵まれているがゆえに、強くなれないのかもしれませんね。

Q:個人個人が自分に向き合う力が足りない?

掛布ファーム監督:それぞれの選手が自分自身でしっかり野球に向き合って、もっともっと強くなっていってほしいですね。

Q:2017年シーズンのチームスローガン「挑む」。これも向き合うという意味では?

掛布ファーム監督:そうです。逃げずに自分の野球と向き合えという事ですよね。皆で素振りをしたり、皆でトレーニングをしたり…"皆と一緒ですること"に逃げたらだめです。人に解決してもらうな、自分の野球にある課題は、自ら挑んで解決しなくちゃいけないということなんです。

第3回の更新は1月20日(金)。お楽しみに!