Q:甲子園球場の中で、好きな場所や試合前に集中したい時にいる場所はありますか?
狩野:試合前って、やっぱり集中するので、あまりみんなしゃべらないですけど、ロッカールームって、みんながいても、割と自分の空間が確保できるんですよね。そういう意味ではロッカールームっていい場所ですね。まあ、お風呂も好きですけど、やっぱりロッカーですかね(笑)。あと、試合前に集中力を高める場所だったら、やっぱりベンチ裏のスイングルームが一番集中できますね。
Q:野球選手として自分のまわりの環境についてどういうふうに考えられていますか?
狩野:両親をはじめ、家族には本当に感謝しています。選手生活を続ける上で育成になった時とかは、嫁さん子供にすごく支えてもらいました。みんな我慢してくれたと思いますね。給料のことはもちろんですが、子供がだんだん大きくなってきて、そのくらいからお前のお父さん試合に出てないなとか、お前のお父さんは何軍だとかって言われていたんです。それを知った時、子供は何も言えなかったから悔しかったんじゃないかなって思いました。そういう部分では、家族には本当に感謝しています。
Q:お子さんのお話が出ましたが、家ではどんなお父さんですか?
狩野:例えば、試合でいいプレーができなかったりするとイライラすることもあるんですけど、そんな時はあんまり家にイライラを持って帰らないようにしていますね。子供たちにとって、お父さんが野球選手っていうことは関係無いですからね。家に帰ると子供にとっては、ただのお父さん。そういう部分ではしっかりと切り替えています。
逆に普通のお父さんであろうと思いすぎているかもしれないです。そこは自分の親父に似たのかな。親父もいつも僕のためにいろいろなことをしてくれました。今では、いい見本がいてくれたなって感謝しています。将来、自分の子供がお父さんはいつも自分のためにいろいろやってくれたなっていうふうに思ってほしいですね。
第4回の更新は2月24日(金)。お楽しみに!