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超変革Webマガジン 2017年3月金本知憲監督

金本知憲監督 インタビュー

Q:チームの士気の高め方やムードの変え方ってどうされていますか?

金本:難しいですねえ。なかなか具体的にこれっていう方法はありませんね。僕が監督になった当初、僕の目に映ったチームの雰囲気は、みんなが積極的に戦おうという姿勢が見えずに、ただ何となく試合をこなしている感じがしました。だから、まずは個々の意識を改革することで、諦めない姿勢や明るい雰囲気をつくり出そうと1年間取り組んできました。
でも雰囲気を変えるには、月日がかかりますね。いきなり何とかしようとあの手この手で頑張っても、空回りするだけってこともありましたよ。正直変わったという実感はまだありませんので、今後も引き続き取り組んでいきます。

Q:士気を高める上では、ベテラン勢の役割も重要だと思いますが?

金本:重要だと考えています。ただ、ベテラン勢でも優勝を経験している野手は、トリ(鳥谷敬)と(福留)孝介だけなんですよね。そのトリも優勝はプロ入り2年目の一軍に定着した年からだったから、試合に出ていたとしても、恐らく訳もわからないままに優勝しているんですよね。やっぱり自分たちで優勝したって納得できる経験じゃないと思うんです。
だからベテラン勢もみんなタイガースの一員として、自分の力で優勝したいという思いがあるはずなんですよ。ベテラン勢には、そういう思いをどんどん前面に出してほしいと思っています。

Q:新キャプテンを福留選手に任せたのもそんな思いでしょうか?

金本: 5年間もキャプテンを務めてもらったトリに、そろそろ自分のことに専念させてやりたいという思いもあって、信頼できる孝介に任せることにしました。上本(博紀)も考えたけど、あいつは去年まで選手会長をやっていたからね。
孝介は、長い現役生活の中でいろいろな経験を重ねている。身体の鍛え方やメンテナンス方法から、技術的なことまで、いろいろな側面でチームを引っ張っていってくれるでしょう。ベンチの雰囲気づくりにも期待しています。

第5回の更新は3月31日(金)。お楽しみに!