Q:今年のスローガン「挑む」について、キャプテンという立場からどのように取り組もうと考えていますか?
福留:キャプテンの立場として取り組むのは、チーム一丸となって勝利に挑む姿勢をつくることです。去年はBクラスだったんで、常にどこのチームに対してもどんどん挑んでいかなきゃいけない。やっぱり強い気持ちで挑戦していかないと。常に前がかり(前のめり)じゃないですけど、そういう姿勢で一年間やりたいなと思っています。
Q:今シーズン、「挑む」ということに対して監督はすごくこだわっておられます。キャプテンとしても若手選手たちには、自ら挑めという思いはありますか?
福留:チームとしては「挑む」を掲げていますが、若い選手が多いので、どちらかというともっと泥臭く、がむしゃらにどんどん突っ込んでいく!くらいの表現のほうが正しいのかな。相手があって受けて戦うよりも、後先考えずにどんどん攻めていって勝ちにこだわる。そういう姿勢が大切かなって思いますね。
やらされてるんじゃなくて、自分たちから向かっていかない限り、たぶん物事は始まらない。挑戦して失敗する分には、いい経験として次に生かされると思うんですけど、受け身のままでの失敗って、逆にトラウマになってしまうんですよね。そういう意味では、失敗してもいいから自らがむしゃらに前へ進んでいくっていう気持ちが大切だと思います。
Q:金本監督体制2年目ですが、昨年と今年のキャンプで違いはありましたか?
福留:一軍キャンプに合流しているベテラン・中堅選手もそうですけど、昨シーズンは数多くの若い選手が一軍を経験しているので、その経験値を踏まえて去年の秋から今年の春のキャンプにかけて、どういう気持ちで臨んでくるかに期待して見ていました。特に若い選手たちがそれぞれに何か一つでいいから取り組む姿勢に変化はあるのかとか、そういうところを注意して見るようにしてました。僕や鳥谷(敬)といった年上のメンバーはキャンプを別のメニューでこなしていたので、若手選手たちと常に同じグラウンドでずっと一緒にいるってわけじゃなかったんです。なので、それほどじっくり見られなかったですけど、彼らが意識を変えて春季キャンプに挑んできたなという強い意気込みは感じられました。
第2回の更新は4月14日(金)。お楽しみに!