Q:「挑む」というスローガンについて、どのように捉えていらっしゃいますか?
鳥谷:タイガースに入団して、プロ野球選手として13年経ちましたけど、気持ちとして過去は全部ないものと考えて、もう一度、本当に1年目や2年目の選手という気持ちでいます。そういう意味で新たにスタートを切るための1年だからこそ、「挑む」という感じで考えています。
Q:新たなスタートという部分ではグラブにも思いを込められたわけですね?
鳥谷:そうですね、やっぱり野球は道具がなくてはできませんからね。そういう意味では、一番大事っていうわけじゃないですけど、道具には思い入れを強く持って、特にグラブはキャンプからしっかり作ってきました。気合を入れてやってかなきゃなっていうのはより感じていますね。メーカーの担当者から良い成績が残せた2010年のカラーリングでグラブを作りましょうという意見をいただいたので、ぜひそうしましょうという感じで準備してきました。今年は良い年にしたいと思います。
Q:道具にこだわりを持って作っていくっていうのは、自分の身体を仕上げるのと同じくらい重要ですか?
鳥谷:プレーに絶対必要な道具の仕上がりに不安を残したくないので、自分の身体と同等に気を使います。グラブに関しては、替えがないから特に気を使います。道具に不安があるのとないのでは全然違うんです。シーズン中に何かグラブに違和感とか出てくるとすごい不安になります。それを解消するには本当にキャンプからしっかり仕上げていくしかありません。ノックを受けたり、キャッチボールをしたり、いろいろな場面で使って手に馴染むようにしっかり仕上げます。
第2回の更新は5月12日(金)。お楽しみに!