Q:ご自分はチームをリードする立場だと先週お話されていましたが、どのように引っ張っていこうと考えていますか?
メッセンジャー:例えば練習であれプレーであれ、ベテランの選手がすごく一生懸命に取り組んでいたら自分たちも頑張ってやらなきゃって刺激を受けるのは当然ですよね。だから、自分も熱心にやれることはやって、若い選手には良いお手本を見せていかないとな、って考えています。そんなふうに引っ張っていきたいって考えているんですけど、とにかくエンジョイできるように取り組みたいですね。一生懸命やること自体を楽しんでるって感じてもらえないと、しんどいだけではお手本にはならないって思うんです。
Q:メッセンジャー選手が日本の野球に適応できた、そのポイントは?
メッセンジャー:もともとアメリカでは中継ぎ投手だったので、日本に来てからもリリーフとして頑張ろうと思っていました。でもそれがうまくいかなくてファームでの調整が続きました。リリーフではなく先発として頑張って行こうと決めたのは、先発投手として一軍昇格というチャンスを与えられたことがきっかけです。これは本当に大きな変化で、自分でもよくわからないんですけど、自分を変えていけたこと自体が自分自身にとってすごいクレイジーな挑戦だった気がしてるんです。この思い切りが、日本の野球に適応できたポイントじゃないでしょうか。ホント自分としても信じられないですね。
Q:来日して8年目ですが、これまで大きなケガをしていない理由を伺えますか?
メッセンジャー:ベースボールプレーヤーにとってケガをしない身体づくりはとても重要ですから、肩、肘、腕全体のトレーニングとケアにはかなり時間をかけています。投手として最も大切なパーツで、しかも一番痛めやすい箇所ですから怠るわけにはいきません。そして、もちろん試合前のストレッチやキャッチボールも日々取り組むことだからこそ、時間をかけて丁寧に行っています。こうした地道な取り組みの積み重ねがケガをしない理由だと思います。
第3回の更新は6月16日(金)。お楽しみに!