Q:4年目の今シーズンは、これまでの3年間とどの様に変わりましたか?
梅野:僕は入団1年目から開幕を一軍で迎えるという、プロ野球選手として恵まれたスタートを切ることができました。当時はチームの成績も好調で、優勝を狙えるポジションにいましたが、僕自身は夢中でプレーするだけで、どう勝利に貢献するかなんて考える余裕はまったくありませんでした。そんなふうに過ごすうちに、1年はあっという間に過ぎていきました。
そこから2年目、3年目は出場機会も少なくなり、アピールするチャンスも減ってしまいました。それだけに出場できた時には、何とか結果を出さなければと気持ちは焦るばかりで、なかなか望むような結果に繋がりませんでした。
入団1年目のレギュラーシーズンはタイガースの捕手として最も多く出場したのですが、そのポジションを守り続けることは簡単ではありませんでした。結果が出せなければ、当然出場機会は限られる。ポジションをキープすることの厳しさを実感しましたね。そんな経験を重ねて、4年目の今シーズンは出場機会が増えました。自分がキャッチャーとして、少しずつ自分がやりたいようにやれている。決して簡単な道のりではありませんでしたが、そんな感じがしています。
Q:今年はあえてこういう形でスタートしたのが良かったというポイントってありますか?
梅野:2年間結果が出せなかったことを踏まえて、一度自分をまっさらにして、どう変わるべきかを見つけようとしました。その為に、去年の秋季キャンプからコーチやいろんな人の話を積極的に聞きました。今までと同じことをしていても、チャンスは巡ってこない。やっぱり自分から変わって行かないといけないって思ったんです。こうして、自分の考えにいろんな人の意見を取り入れて、バッティングや守備、そして気持ち的な部分も、すべてを変えてみようと考えて取り組んできました。
第2回の更新は10月13日(金)。お楽しみに!