Q:プレーについて誰かに相談することはありますか?
梅野:シーズンの間は練習中にちょこちょこ鳥さん(鳥谷敬)に話を聞きました。例えば、長期のロードに出る時って、一番打撃に好不調が出やすいんですけど、そういう場合って、鳥さんはどうしてますか?って聞いてみたりしましたね。本当にアドバイスがほしい時は、やっぱり経験豊富な鳥さんに相談します。
鳥さんも去年はなかなか結果が出せなくて、「これじゃ試合に出られない」って言っていたんですよ。あんなに長く出場経験を重ねている方でも、プロってところで戦うのは大変で、結果が出ないと替えられたりスタメンから外されたりすることもあるんです。それを去年、実際に目の当たりにしてとても衝撃を受けました。
でも、そんな苦しい経験をされたのに、鳥さんは今シーズン結果を残されました。やっぱりすごい選手だなーって尊敬します。
Q:試合で結果を残すために日常的に必ず行うことはありますか?
梅野:自分はキャッチャーですから、次に先発するピッチャーとどう戦うか作戦を考えますね。作戦を立てるためには、家で過去の試合をしっかり振り返って考えることが重要だと思っています。例えば、試合の映像やスコア、いろんなチャートを見ながら、このバッターは前回こういう投球の組み立てをしたから、次はこういうヒッティングでくるだろうなっていう予想もして、それをある程度整理した上で試合に臨むようにしているんです。今日の試合が終わったらもう次の試合が始まっているんだという心構えで、休み以外はほとんどこの一人作戦会議を行っています。
今は特に一番若い小野(泰己)のことを気にかけていますね。お互いにまだ若いですし、これからの将来もかかっているので彼のピッチングの良いところを引き出せるようにできればと考えています。
第4回の更新は10月27日(金)。お楽しみに!