Q:選手として16年間在籍した阪神タイガースの好きなところはどこですか？
安藤：ほかの球団にはない魅力的な要素がいっぱいあって、好きなところが多すぎるんです。けど、何といってもやっぱり子供の頃からの憧れだった甲子園がホームですし、伝統もありますし、タテジマのユニフォームも気に入ってます。そしてファンが熱狂的なところも大好きです（笑）。社会人野球からプロ野球選手になることを目指したのはやっぱり夢だったから。こんなに大好きになれる球団に入れたことは幸せでした。小学生の頃からの夢を阪神タイガースでかなえられて、本当に良かったと思います。
Q:夢を手にすることができて本当に良かったですね
安藤：ありがとうございます。僕は子供の頃から身体が弱くて、ケガも多かったですし、まさか本当にこの歳までプロの世界でやっていけるとは思っていませんでした。プロに入ってからも二回ほど身体を壊しましたが、ここまでやってこれたのは自分的には奇跡に近いと感じています。
Q:プロとして16年間やってこれた一番の理由は何だと思いますか？
安藤：そうですね、プロ野球選手としてやっていくという強い覚悟を決めたことだと思います。僕はトヨタ自動車で社会人野球をやると決めてから腹はくくっていましたが、今から振り返るとその覚悟があったから、さまざまな野球人生のターニングポイントで、自分が後悔しないための決断を下せたんだと思います。自分はプロであるという強い意志を持つということは、どんな世界でも大切ですよね。何かあった時に、改めて覚悟を決めていく。その繰り返しが、いつしか僕の誇りにまでなっていました。
Q: 現役生活を終えて、後輩たちにいま伝えたいことはありますか？
安藤：偉そうなことはいえませんけど、やっぱりプロ野球選手としてグラウンドに立つと決めた以上、強い覚悟を持って日々の練習や試合に挑み続けてほしいですね。覚悟すればやらなきゃいけないって腹も据わりますから。成功する成功しない、一軍で活躍するとかそんなことは後回しにして、たとえ活躍できなくてもプロとして自分の野球人生をまっとうし、後悔のない現役生活を送ってほしいと思います。
※このインタビューはコーチ就任決定前にインタビューいたしました。
第4回の更新は11月24日(金)。お楽しみに！
