福岡ソフトバンクホークス
6.4（FRI）5（SAT）6（SUN）
阪神甲子園球場
交流戦で最大の山場がやってきた。4日から甲子園で日本シリーズ4連覇中のソフトバンクと対決する。矢野監督は「やっぱり試合前にはいいシートノックをするし、解説者の時にキャンプで行っても、良い練習をしていた。そういうところは肌で感じられる」と話すように、リーグ制覇、日本一に向けても試金石の3連戦となりそうだ。
4日の先発マウンドに立つのは東京五輪の日本代表にも選出が確実な青柳だ。3月6日のオープン戦（ペイペイD）でもホークス相手に4回を3安打無失点と好投。「パ・リーグは打つチームが多いし、足も絡めてくる。最少失点で長いイニングを意識しながら投げたい」と4勝目に意気込んだ。
5日はドラフト2位の伊藤将が先発し、6日には右肩の張りで戦列を離れていたガンケルが5月9日のDeNA戦（横浜）以来の1軍マウンドに立つ。「自分の球種やボールでどうやって抑えていくか、しっかりプランを立てていきたい」。開幕から無傷の5連勝は継続中。この土日も勝利し、開幕から16連勝中のデーゲームでさらに白星を伸ばしたい。
打線のカギを握りそうなのは佐藤輝だ。4日の先発の石川からは3月5日のオープン戦（ペイペイD）でも左翼席に一発を放った。2日に発表された球宴ファン投票の中間発表でも両リーグ最多の4万7769票を集めた。ちなみに全体2位は4万3495票のソフトバンク・柳田。両アキレス腱（けん）の不安で今季のオープン戦では顔合わせがなかっただけに、左のスラッガーの対決にも注目が集まる。
5日にはここまで5試合に登板し、4勝1敗、防御率1.97と抜群の安定感を誇るマルティネスと対戦。6日には40歳のベテラン左腕・和田とぶつかる。梅野は「勝つ喜びをみんなで分かちあえるように。強いチームとたたけるチャレンジャー精神を持ってやりたい」と前向きに話す。挑戦者の気持ちを忘れず、難敵に立ち向かう。
