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横浜DeNAベイスターズ

3.31(FRI)4.1(SAT)2(SUN)

京セラドーム大阪

待ちに待った23年の開幕戦が目の前に迫った。昨季3位の阪神は。同2位のDeNAを京セラドーム大阪で迎え撃つ。昨秋のクライマックスシリーズでも激戦を演じ、今季の前評判も高い両軍の激突。15年ぶりに指揮を執る岡田監督は大役を迷わず選んだ。チームの先陣を切って白球を握る青柳は気合とともに、その責任を自覚した。

「開幕投手はチームの顔ですし、先発が目指すところ。去年はテレビで見ることしかできず、本当に悔しかった。それを晴らせるようにという思いでオフからやってきました。責任を持って、しっかり結果で選んでもらったことの恩返しを」

直前に新型コロナに感染した不運から1年。これが自身初の開幕投手だ。「1年前の今ごろは寝込んでいましたから」。苦い記憶をバネに、オフから3月31日だけを見てきた。指揮官の発表は3月中旬まで遅れたが、その心は「言わんでも分かっているやろ」。本人も「そのつもりでした」と胸を張った。21、22年は2年連続の最多勝と最高勝率。昨季は最優秀防御率も加えた3冠に輝いた男がマウンドに立つことに異論を唱える者はいなかった。

DeNAは岡田監督が就任直後から「戦力は一番。ここ何年か、すごく力をつけてきている」と注目してきた相手だ。青柳も「去年、一番打たれたチームだと思っている」と意識。6試合で3勝1敗だが、防御率3.18は唯一の3点台だった。オープン戦では、登板予定のなかった横浜での2連戦にも帯同。「生でも映像でも、開幕に向けて相手打者をしっかり見ることができた」と研究にも力を注いだ。1番に起用される佐野には昨季、被打率.357。いきなり強打者との勝負から始まるオープニングゲームは、第1球から目が離せない。

エースの後、第2戦以降はフレッシュな顔ぶれが先発する。ソフトバンクから加入した大竹、右肘の手術から復活2シーズン目で初の開幕ローテーション入りとなった才木。打者も期待の新戦力が加わった。3番に入るノイジーはもちろん、最大の注目はドラフト1位の森下だ。オープン戦は打率.314、3本塁打、8打点、出塁率.397。4部門でチームトップに立ち、堂々と開幕オーダーに名を連ねる。新監督の下、まさにリニューアルされたチームが「アレ」に向かってスタートを切る。

スケジュール

             
3/31 4/1 4/2
京セラD
神-ディ
18:00開始
京セラD
神-ディ
14:00開始
京セラD
神-ディ
14:00開始