広島東洋カープ
9.8(TUE)9(WED)10(THU)
阪神甲子園球場


これ以上、足踏みしているわけにはいかない。8日から、今季ここまで9勝8敗1分けと苦戦している広島との3連戦(甲子園)だ。勝利のカギを握る男は、9月に入り5試合で打率2割8分6厘、5本塁打、8打点とアーチを量産している阪神・佐藤輝明内野手。「自分のバッティングに集中して、結果は後からついてくると思う。そういう気持ちで頑張りたい」と不動心で勝負に向かう。
初戦の相手先発・床田からは今季7打数2安打の打率2割8分6厘。悪いイメージはなく、いつも通り冷静に落ち着いた状態で打席に入れる。打率3割2分、35本塁打、92打点、146安打、出塁率3割9分8厘とセ・リーグ打撃5部門でトップに立つ主砲。「まだまだ(シーズンは)あるので。一打席一打席を集中していきたいと思う」とチームの勝利を最優先に、流れを変える一発を打つ。

藤川阪神は、5日からのDeNA戦(甲子園)で2戦2敗。3カードぶりの負け越しが決まり、2位の巨人と2.5ゲーム差まで縮まった。6日の同戦は、4回に佐藤が放った35号ソロのみに終わり1―4の敗戦。指揮官は「本当にここまでも同じ日々ですから。常に前向きにやり続ける。必ずこういう時もある」と言葉を振り絞っていた。優勝マジックは18。まだ、油断できない状態は続く。
対する最下位の広島は、4日からの巨人3連戦(マツダ)で痛恨の3連敗。投打がかみ合わず、6日は小笠原の前に完封された。新井監督も「何とかしたかったけどテンポも良く、コントロールも良く抑えられた。悔しいけどね」と唇をかみしめていたが、まだAクラス入りの望みは捨てていない。投手陣が最少失点で抑え、得点圏打率2割9分9厘と勝負強い坂倉が要所で一本を出せば、勝機はある。
球団史上初のセ・リーグ連覇を目指す阪神は、レギュラーシーズン残り21試合。有利な状況に変わりないが、やはり大事なのは目の前の一戦一戦に全力を注ぐことだ。看板選手の佐藤が打てば、また一気に視界が開ける。テル、頼むで!
報知新聞社/中野 雄太


















