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スタメン抜擢の野原将、中谷奮起できず
チケット発売時点では金本の引退試合の可能性もあったため、スタンドを埋めたファンの数は4万6820人。その前で、今季23度目の完封負けを喫してしまった。ヤクルト先発・石川と2番手・バーネットの前にわずか3安打。残り2試合となった金本には3打席しか回ってこなかった。
ヒットを放ったのは新井良、金本、大和の3人。スタメンに抜てきされた野原将と中谷は、2人あわせて4三振という散々な結果だった。代打・森田も見逃し三振…。
「そこらへんが、まだレギュラークラスとの力の差を感じるところ。簡単に結果が出ないなかで、簡単に初球を見逃したり。打席の中で“気”が出てこないと」と和田監督。
2回無死一、二塁の場面で打ちに行って中飛に倒れた野原将は、「何もできませんでした。最悪でも進めないといけなかった。(送りバントのサインは出ず)打たせてもらったのに。ノーサインでもやることはあるでしょうし…」と唇をかんだ。
泣いても笑ってもあと1試合。最後は何が何でも勝って、金本をいい形で送り出さなければいけない。