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ゴメス来日初アーチも主導権を一度も握れず

立ち上がりから終始主導権を握られた阪神が完敗を喫した。

阪神先発・メッセンジャーは、初回二死から丸のヒットに2四球で満塁とされ6番 松山のレフト線2点適時打であっさり先制を許した。

この日のメッセンジャーはコントロールに苦しみ窮屈な投球。3回にはエルドレッドに外角直球をセンターへ返される5号2ランを浴びるが、その後は6者連続三振を奪って意地を見せた。

打線は広島バリントンの緩急をつけたテンポの良い投球に苦しめられるが、4回表4番ゴメスが外寄り速球をバックスクリーンへ鮮やかに打ち返す待望の来日1号ソロ本塁打を放ち、1点を返した。「本塁打が出ていないのは本人も気にしていたようだ。色々バットを替えながら練習したりしていたが、これでスッキリしたんじゃないか?」公式戦78打席目で放った記念のアーチに和田 豊監督もホッとした様子だ。これでゴメスは開幕からの連続出塁も18試合に伸ばした。

メッセンジャーが100球を越えた6回裏には、7番 堂林の右越え適時三塁打と犠飛(バリントン)で広島に決定的な追加点を与える。「先制点を許し、追加点を取られたり!と良いリズムを作ることが出来なかった。チームに申し訳ない」。ランディ・メッセンジャー投手は6回108球で降板。7安打されて今季ワースト6失点だった。

一方、この日のバリントンは走者を背負ってからは低めに集める投球が徹底されて粘り強く打ち取る申し分のない内容で8回をちょうど100球の5安打1失点で今季2勝目をマークする。

阪神2番手・金田は7回二死からエルドレッド、キラの連続適時長短打を許し2失点。8回には育成契約から支配下登録に復活した伊藤和が2年ぶりの一軍登板を果たして、見事に3者凡退で再出発を飾っている。 「(伊藤和は)堂々とした投球。だんだん緊迫した中で投げられるモノを出してくれた!」と指揮官も手応えを口にした。

試合は9回表 阪神が新井良の右前適時打で広島2番手・今村から1点を返すが、反撃もここまで。8対2と敗れ、敵地で初戦を取りながら広島シリーズは負け越しに終わっている。



「メッセンジャーはコントロールが上手く行かずイラついていた。球そのものは悪くなかったけど…」。エルドレッド、キラに打たれた広島との初対決(3連戦)を振り返って、「(特に打率が1割台だった)キラを勢いづかせてしまったのが残念!」と和田監督は話した。「(対戦が)一回り終わって、各チームの戦力は分かった。明日から甲子園でまた新たな気持ちで戦いたい!」。最後は週末の本拠地へと気持ちを切り替えていた。