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18安打 14得点!ソフトバンクに打ち勝った!

11カードぶりに初戦を取った。しかも、チーム打率.285(6月7日現在)のソフトバンク打線に打ち勝って。8失点はいただけないが、18安打14得点は、このところの嫌な流れを断ち切るには十分すぎる勝ち方だったといえるだろう。

ソフトバンク先発のオセゲラとは初対戦だったが、「みんな、アプローチがよかった」と関川打撃コーチ。早々に先制を許した1回裏、四球で出た一番・上本が盗塁を決めると、二番・大和は進塁打(一塁ゴロ)。三番・鳥谷が逆転ホームランを放ち、そこから連打、連打の打線が、大量9点を奪った。

試合前のミーティングでは、「状況に応じたバッティングをしよう」と話していたそうだが、その通り、各バッターが「出る」「進める」「かえす」と役割を果たした。

その9点以上に大きかったのは、先発・榎田が5点を奪われ、3点差まで詰め寄られた3回裏に、鳥谷のタイムリーですぐに1点を取り返したことだ。「アレがないと、流れ的にしんどかった」と関川コーチ。和田監督も「全部のヒットが勝ちにつながった」とした上で、「強いて言うなら、3回の鳥谷の1点が大きかった」と振り返った。

さらに言えば、1点ずつ返された4、5回の裏の攻撃でも、追加点を奪って流れを渡さなかった。そして、6回以降は安藤、加藤、呉昇桓のリレーでホークス打線を黙らせ、逆に阪神は7回にも2点を加えてダメを押した。

大量点を奪った割に、和田監督が言ったように「しんどいゲームだった」が、やはり初戦を取ったことは大きい。明日は昨季までチームメートだったスタンリッジが相手。なんとか攻略したい。