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大谷攻略の糸口を掴めず
日本ハム・大谷にやられた。ヒットを打ったのは6回の大和だけ(左前打)。その大和でさえ「たぶんスライダーです。全然、狙っていなかった。振ったら当たりました」とコメントしたほど。和田監督も「悔しいけど、完敗です」と言うしかなかった。
MAX160キロのストレートに、キレ味鋭いスライダー、さらに110キロ台のカーブで緩急をつけられ、手も足も出なかった。
「あれだけ低めにストレートも変化球も決められたらね。160キロと40キロ以上も差があると…。きょうは相手のピッチャーを褒めるしかない」
関川打撃コーチも“脱帽”だ。5回裏の攻撃前には円陣を組んで指示を与えたが、攻略の糸口さえつかめなかった。大谷は8回裏に右ふくらはぎがつったようで、その回限りで降板。9回、2番手のカーターからは2安打を放ったが、得点はできず、完封負けを喫した。
これで、交流戦の負け越しが決まった。
「初戦を取れないことで苦しみながらも踏ん張ってきたけど、波に乗れない。連勝も今回(きのうまでの2試合)が初めてだったし、苦しい戦いで後手後手になってしまっている」(和田監督)
交流戦は残り2試合。いい形でリーグ戦に戻るためにも、是が非でも連勝で終わりたいところだ。