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岩崎我慢の投球で5勝目を挙げる

ルーキー左腕・我慢の投球が終盤の勝ち越し点を呼んだ。

阪神先発・岩崎は初回ヤクルト先頭 山田に左二塁打を許して、いきなりのピンチ。二死後、4番バレンティンの左前適時安打で先取点を奪われる。2回にも二死満塁と攻められるが、ここは3番 川端を中飛に打ち取った。右打者内角への攻めがやや甘く、切れも今一つだった岩崎は、その分 丁寧な投球に徹して中盤からは立ち直る。

東京ヤクルト先発・ナーブソンに抑えられていた阪神は、5回表 5番 マートンがチェンジアップを完璧に捉えて、レフトスタンドへ運ぶ14号ソロ本塁打で同点とする。

「チェンジアップを狙っていたわけじゃなく、ゆったりとスローダウンして構えながら、ストライクゾーンに来たボールをとらえようという意識だった」と会心の一撃を振り返って、マット・マートン外野手がニッコリ笑った。

その後は両チーム 決定打がなかなか出ない。7回には先頭ナーブソンに中越え二塁打を打たれて無死2塁とされた岩崎だったが、上位3人をフライアウトに打ち取って、窮地を脱した。「いきなりピンチを迎えてしまったこともあって、1・2回は慎重になりすぎてしまったが、最少失点でなんとか切り抜けられたのが大きかった。あとのイニングはある程度、自分のピッチングができたと思う」。 岩崎は、7回を投げ切り106球 5安打4三振3四死球 1失点の好投で見事ベンチの期待に応えている。

ピンチを凌いだ阪神は8回表 5番 新井貴の左前安打を足掛かりに狩野が送った一死2塁で鶴岡の代打 関本は右中間へ適時二塁打を放ち、ついに均衡を破る。ナーブソンは次の代打 西岡への四球を最後に降板。(ナーブソンは7回2/3 101球を投げて6安打5三振2四球4失点) 殊勲の関本賢太郎内野手は、「必死のパッチだった。それしかないでしょう!」と笑顔を見せた。

この後、ヤクルトの繰り出す救援陣に対し、一死満塁から大和・鳥谷が中前に連続適時安打を決めて阪神は、一気にリードを広げる。

これで逃げ切りに入った阪神だが、8回裏 福原は代打 ユウイチに適時二塁打を浴びるなど乱調で2点を失い、ベンチは堪らず二死2塁で守護神 呉 昇桓を投入。呉は回を跨ぐカタチで最後まで投げ切り、5対3で阪神が勝利をおさめた。

初回の1失点だけで辛抱したルーキー左腕・岩崎 優投手が嬉しい5勝目。「鶴岡さんのミット目掛け、自分のボールを投げることに集中した。(7回裏のピンチでは)こうやってやられるのか?と思ったが、目の前の打者に集中した。我慢する投球が出来て良かった!」と振り返っている。

「セキ(関本)は遅い球が強い。ダメでもツヨシ(西岡)がいる。とっておきを先に勝負をかけた。(大和は)昨日辺りから『らしい』当たりが出ていた。(鳥谷も)やっと一本出た。これで落ち着くんじゃないかな!」。勝負手が決まった和田 豊監督は、不振だった主力に当たりが戻って本当に嬉しそうな表情を見せていた。