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金本監督の積極采配も1点届かず

先発・青柳が初回を三者凡退に抑える立ち上がりを見せると打線は、1番・鳥谷が際どいコースをきっちり見極め1塁に歩く。続く上本はファーストストライクで文句なしの送りバントを成功させる。鳥谷の1番起用は今季初。初回無死1塁でのバントは非常に珍しい。チームは7連敗中で42イニング連続適時打無し。現状打破のため金本監督は早くも勝負手を2手放った。

最初のチャンスで得点はならなかったが2回、2つの四球と岡崎のバントが失策を誘い塁を全て埋める。1死後、鳥谷が内野ゴロに倒れ、1走・岡崎が挟殺となる間に1点を先制。その後も打線は3回に2死1、2塁、4回にも2死3塁とチャンスを作り、過去2度の対戦で攻略出来ていないヤクルトの先発・ブキャナンを攻め立てる。

青柳は3回をパーフェクト。4回に四球を1つ与えたが無安打無失点投球を続けていた
しかし5回、連打を浴び無死2、3塁とすると連続死球で押し出しとなり同点に追いつかれてしまう。その後2死まで漕ぎつけるが2点適時打と押し出し四球でさらに3失点。この回だけで34球を要し、マウンドを降りた。金本監督は「前半は今年にないものを見せてくれたと思ったけど、突然そうなってしまうのはそう判断せざるを得ない」と4回までが快投だっただけに厳しい表情。

それでも追いかける展開となった直後の攻撃で、1死2塁から4番・福留の放った打球は三遊間の上を通過しレフト前へ。小フライ気味の当たりだったため上本は打球が落ちるのを確認してからのスタートとなったが3塁コーチを務める高代ヘッドコーチの腕はグルグル回る。レフト・バレンティンはストライク送球をホームに返したが、上本の足が一瞬早く滑り込み生還。チームにとって実に47イニングぶりとなる適時打が生まれた。

主砲の一振りで重い扉をこじ開けると7回には鳥谷、上本の連打で走者をため糸井の打球が相手の失策を誘い1点差に迫る。

9回には2死2、3塁と一打サヨナラの場面は作ったが、代打・原口が三振に倒れゲームセット。打席の途中、2ボール2ストライクから投手が代わる難しい勝負となった原口は「気持ち切らさず何とか粘れたら良かったんですけど結果として出来なかったのでそこの差だと思います」と唇を噛んだ。

金本監督は1点ビハインドながら8回にマテオ、9回に桑原と勝ちパターンのリリーフ陣を投入。チームを鼓舞したが勝利には結びつかなかった。