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雨を吹き飛ばす岡田監督メモリアル星
試合前から降り続く雨の影響でマウンドはぬかるみ踏み込んだ左足の感触はいつもと違うはず。投手にとっては難しい登板となるが雨を味方につける男、才木にとっては問題なしだった。4月21日の中日戦では7回まで無失点に抑えるとグラウンドコンディション不良によりコールドゲームに。天の助けを借りて完封勝利を挙げた。この時は試合開始が1時間近く遅れたがそれに比べれば少々の天候不良ぐらいでは崩れない。立ち上がりに2点の先制こそ許したもののしっかり指にかかったストレートとタイミングを外す変化球のコンビネーションで快調にアウトを積み上げた。
打線は2点を追う2回、相手の失策とノイジーの2塁打で無死2、3塁とすると梅野と木浪が連続で犠牲フライを放ち2得点。適時打なしで試合を振り出しに戻した。
4回にはノイジー、梅野、木浪が3連打。下位打線で作った無死満塁のチャンスに才木が四球を選び勝ち越しに成功。さらに近本がライト前に適時打を放ち1点を加えた。
4-2と2点のリードを奪うと才木は5回2死1、2塁のピンチを三振で切り抜けた。打席にいたのは打率.346と好調のヤクルト・サンタナだったがアウトコースいっぱいに決まるスライダーに全く手が出なかった。6回を三者凡退に抑えたところでお役御免、2回以降はホームを踏ませず6回2失点で先発の役割を果たした。
「しっかり0に抑えるのが仕事なので今後も0に抑えられるように頑張っていきたいと思います」
7回は石井が登板し無失点。2死1塁からはレフト・ノイジーがスライディングキャッチで3つ目のアウトをつかみ取った。8回はゲラがぬかるむマウンドに苦しみながらもセンター・近本の好守備に助けられながらきっちり抑えた。
2点リードの8回には渡邉、ノイジーの連打から無死満塁とすると満塁男の本領発揮。「キタァと思います。満塁になると」という木浪が2点適時2塁打を放ち欲しかった追加点を叩き出す。さらに代打・原口も適時打を放って7-2とし試合を決めた。
雨で難しいゲームをものにし岡田監督は阪神の監督として通算500勝を達成した。来週へ向けては「交流戦まで6試合になったんでね。良い形で交流戦入れるように頑張りたいですね」と話した。これで3カード連続勝ち越し。混戦模様のセリーグの中で1球団だけ抜け出しそうな雰囲気を漂わせている。