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ビーズリーが奪三振ショーも白星ならず
リリーフ陣を総動員した広島との3連戦を終えての移動ゲーム。先発には長いイニングを投げてほしいところ。ベンチの期待に応えビーズリーが奪三振ショーを披露した。
今季の甲子園では3戦3勝、防御率0.45。好成績を残す本拠地のマウンドで好投した。ボールゾーンへ落ちる低めのスプリットで空振りを奪い、ボールゾーンから入ってくるスライダーに相手打者は手が出ない。2奪三振で三者凡退、最高の立ち上がりだった。連打を浴びて無死1、2塁のピンチを背負った2回も後続を抑えて無失点。3回に先制を許したが4回は3つのアウトを全て三振で奪った。5回までに9奪三振の内容で6回を1失点、しっかり試合を作った。
「登板間隔が空いていることもあったし、変に力まないこと、自分の投球をしようと思って臨んだよ。全体的に落ち着いて投げることができたと思う。6イニングで交代になったけど自分の仕事はできたかな」
打線は4回に大山が、5回には小幡が2塁打を放ってチャンスメイクしたが得点には至らず。6回1死1塁から佐藤輝が大きな飛球を放ったがあとわずかでレフトスタンドには届かない。
それでも1点を追う7回、各打者がきっちり仕事をこなした。先頭の梅野が相手の失策で出塁すると小幡の送りバントと代打・渡邉の安打で1死1、3塁。絶好の同点機に近本が犠牲フライを放ち試合を1-1の振り出しに戻した。
「タイムリーで還すことはできませんでしたが、追いつけたことはよかったです」
終盤は桐敷、ゲラ、岩崎が1回を無失点。他球団なら全員リリーフエース級のブルペン陣が次々とマウンドに上がった。しかし延長10回に石井が勝ち越し点を奪われてしまう。
1点を追う10回裏の攻撃は2死から大山がセンター前に安打を放ち、佐藤輝もレフト前への安打でつなぐ。同点の走者を2塁に、逆転の走者を1塁に置いたが劇的なサヨナラ勝ちとはならなかった。
投手陣の頑張りはいつも通りで打線にも反発力が戻りつつある。しぶとい戦いを続けていけば白星はつかめるはずだ。