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佐藤輝の特大弾で再び連勝へ

チャンスで打席に向かう背中が普段より大きく見える。得点圏打率.350を誇る森下がまたしても先制点を叩き出した。初回、近本の安打と中野の送りバントで1死2塁とするとレフト線へ適時2塁打を放った。これで10試合連続打点、頼もしい3番打者だ。

「初対戦の投手だったので、細かいことは気にせず、シンプルに甘いところにきたら積極的にスイングしていこうと思っていました。先制点が取れて、良い試合の入り方ができてよかったです」

先発の西勇は2回に2死1、3塁のピンチを招いたがセンター前に抜けそうな打球をショート・木浪が横っ飛びで捕球するとそのまま2塁ベースにトス。バックの好守備にも助けられ走者を出してもホームは踏ませない。4回までに球数は80球を超えていたが粘り強いピッチングで踏ん張った。

すると1点リードの5回、中野の安打と森下の四球で走者をため佐藤輝がバックスクリーン右に完璧な3点本塁打を放つ。

「リラックスして良い状態で打席に立てました。最高の結果になって良かったです。(感触は)最高の当たりでした。チャンスだったので何とかランナーを還すという意識で振りました」

欲しかった追加点を特大弾で挙げ、リードを4点に広げた。

援護をもらった西勇は5回を投げて無失点、先発の役割を果たした。

「昨日の試合展開、相手チームの状況を頭に入れ、試合前から梅野と話をして球数を使ってでも0点に抑えることを意識しました。丁寧にボールを配することで0点で抑えるという結果に繋がったと思います」

6回は石井がDeNAの強力クリーンアップを三者凡退、7回も桐敷が3人でピシャリと抑える。8回もゲラがやはりテンポ良く3つのアウトを奪う。安心の鉄壁リリーフ陣がパーフェクトリレー。9回は岩崎が締めて逃げ切りに成功。連勝が8で止まった翌日に白星を挙げ、夏場の勝負所、ロード最初のカードで勝ち越しを決めた。