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勝負の7連戦は15安打で白星スタート
ペナントレースも残り16試合。最後の踏ん張り所で今季最後の大型連戦を迎えた。7試合全てが甲子園のゲームで移動の負担なく腰を据えて戦えることは大きなメリット。大事な初戦の先発マウンドには青柳が上がった。
立ち上がりは3人並んだ左打者を内野ゴロ3つに打ち取り三者凡退。先頭打者に安打を浴びた2回も1死1塁から併殺打に打ち取った。低めに集めて内野ゴロを量産する本来の投球に打線も応えた。
2回、大山の2塁打から2死3塁とし梅野の適時2塁打で先制に成功した。
「初球狙い球を絞って、集中して1点取れたのでいい先制点になったと思います」
青柳は3回も外野フライ1つと内野ゴロ2つで三者凡退。序盤のアウト9つの内、8つを内野ゴロで奪った。
好投を続けていた青柳だが4回に2点を失い逆転を許してしまう。それでもその裏、四球で出塁した井上が木浪のライト前への安打で判断良く3塁に進み、青柳のセーフティスクイズで生還。2-2とすぐに試合を振り出しに戻した。
青柳は5回にも併殺打を打たせホームを踏ませない。5回2失点と試合を作った。
「勝つしかないと思ってましたし1イニング、1イニングしっかり投げられたらいいと思ってマウンドに上がりました」
そして5回、1死から森下がレフトスタンドへ叩き込む。今季14号は大事な試合での価値ある勝ち越しアーチとなった。
「(DeNAの)東投手にずっとやられていたので何とか出塁して大山さん、テルさん(佐藤輝)にいい形でつなごうと思った結果が、最高な結果になったかなと思います。変化球がバットに乗った感覚があったので入ってくれと思って走ってました」
1点リードの6回は桐敷が無失点。ファースト・大山の好守備も光った。打線はその裏に梅野が内野安打で出塁し、木浪と島田が共にバスターを成功させHランプを灯す。攻めの采配で無死満塁とし打順はトップへ。近本、中野が連続適時打を放ち2点を追加。下位からの5連打でリードを3点に広げた。
7回に石井が無死2、3塁のピンチを招きライトフライを打たれるが森下の強肩がチームを救った。正確な強い送球で生還を狙った3塁走者をホームタッチアウト。終盤の山場を無失点で切り抜けた。
その裏には代打の渡邉がレフトスタンドへ一発を放つ。さらに2死からの連打でチャンスを作り近本にも適時打が飛び出す。小刻みに得点しこれで15安打7得点。攻守に見応えたっぷりの内容で甲子園7連戦を白星スタート。この勢いで突っ走りたい。