- 金本選手引退を受け各選手のコメント
- 2012年09月13日 更新
鳥谷敬選手コメント
-金本選手の引退はいつ頃聞かれました?
鳥谷:昨日の夜です。
-どう思われましたか?
鳥谷:本当なのかと思いました。
-一緒に戦われた仲間、先輩として、金本選手はどういう存在でしたか?
鳥谷:これまでずっと試合で戦う背中を見てきていますので、本当にいつも当たり前のようにいた先輩がいなくなるというので寂しい気持ちですね。
-ホームランあと1本打ちたいという思いを金本選手自身は持たれているようですが、鳥谷選手自身、これから残り試合どのような気持ちで戦いますか?
鳥谷:あと20試合ほどありますし、一緒にプレーを出来るという気持ちを感じながら、この機会に少しでも良いものを吸収して、今後に生かしていきたいと思います。僕自身が金本さんの背中を見てきたように、そのような先輩になれるよう頑張りたいと思います。
-金本選手のここが凄いなと思った一面はどんなところでしょうか?
鳥谷:試合に臨む姿であったり、ケガをしていてもそれを見せずにプレーしている姿ですね。肩を怪我してから、毎日、毎日肩を良くしようとトレーニングをしている姿とか。
-会見で涙される場面もありましたが、ファンへの思いというのも強い選手だと思いますが。
鳥谷:球場に足を運んでいただける、この日しか来れない人の為に毎日出続けるという話を常にされていたので、「毎日出続ける」という意味を教えて頂きました。そういうファンを大切にするという気持ちを引き続き持ちたいと思います。
-鳥谷選手から金本選手へ言葉はかけられましたか?
鳥谷:まだですね。正直まだびっくりしているという状況ですので、実感も無いですし、これから実感も湧いてくると思いますので、その時点で話をしたいと思います。
藤川球児投手コメント
-藤川投手から見られて金本選手はどんな存在でしたか?
藤川:マスコミやファンの厳しい声もある中で、愚痴ひとつこぼさずにやってこられた。ほとんどの人が逃げていってしまう環境なのに、第一線でやってこられて、黙って黙々とやり続けることがどれだけ難しいことか。2回優勝できたのも、そういうのがあったからだと思います。
-金本選手の引退をいつ知りましたか?
藤川:きのうの夜、もう決めたからと電話がありました。申し訳ないと思いました。僕たち主力が金本さんがもっと楽にプレーできるようにしないといけなかった。03年に金本さんが来られて、チームが劇的に変わり、チームがどうしたらいいか、金本さんを中心に食事会をたくさんしました。今日は、あらためて金本さんという引っ張る人材の存在を思い知らされました。
-残り19試合、金本選手とどのような思いでプレーしますか?
藤川:少しでもいい形でファンの方の温かい声援の中、選手人生を終えてほしいです。ファンの皆さんにお願いしたい。
新井貴浩選手コメント
-金本選手の引退を聞いてどういった気持ですか。
新井:やはり、さみしいですね。
-金本選手からお聞きになったのはいつですか。
新井:今日(12日)です。
-今日、金本選手と言葉は交わされましたですか。
新井:お疲れ様でしたと。
-金本選手はどんなことを仰っていましたか。
新井:いつも通り、笑っていましたね。
-その表情に寂しさみたいなものは感じ取られましたか。
新井:そうですね。いろいろな気持ちが交ざってるんじゃないかなとは思います。特にここ数年は、すごくいろんな意味で苦しんでいる姿を近くで見てきましたから。
-新井選手自身、広島の郷土の先輩でもあり、またカープの先輩でもあるということで、金本選手はどういう存在だったですか。
新井:いつも言っていますが、本当のお兄ちゃんのようなそういう存在ですね。
-金本選手と一緒にプレーをしてきた中で、一番の思い出は何でしょうか。
新井:いろいろ思い出がありすぎて、出てこないですね。
-逆にちょっと悔いが残ることというのは。
新井:金本さんを追いかけて来て、一緒に優勝したかったなというのはありますね。
-今はまだ実感が湧いていないと思いますが、今後もう金本選手と一緒にグラウンドに立つことがないと考えるとどうでしょうか。
新井:やはり寂しいですし、残り20試合切りましたが、いろいろなものを噛みしめながら、最後まで一緒にプレーをしたいです。
-金本選手から教わった、学んだことで、一番印象に残っているのはどういうことでしょうか。
新井:それもたくさんあります。姿を見るだけで言葉は要らないというか、それだけに勉強になりました。
-一言で言うと、金本選手とはどういう人ですか。
新井:やはり「男」というか、最後も本当に金本さんらしい身の引き方だったなと。さすが金本さんだなと、そう思いましたね。
-最後に、金本選手に一言お願いします。
新井:いろんなケガもありましたし、ここ数年すごく苦しんできたと思います。残り試合をしっかり一緒に頑張って、そして、しばらくゆっくりしてほしいなと。体を休めてほしいなと、そう思います。