- 5月 第4回
- 月亭八光さん（全5回）
芸能界をはじめ各界のタイガースファンにご登場いただき、タイガースへの熱い想いを語っていただく「みんなでガオー！応援隊」。
今月はさまざまなテレビや舞台などで幅広く活躍する上方落語家・月亭八光さんにご登場いただきました。今日はその第4回目をお届けします。
Q:コーチ陣も含めてチーム体制が若返りましたよね
八光：コーチ陣もね、作戦兼バッテリーコーチの矢野（燿大）さんをはじめみんなバリバリのアニキ世代ですもんね。鳥谷（敬）選手もはっきり言って若いですけども、この辺のベテランが主軸となって頑張ってほしい。糸井（嘉男）選手も入団したことだし、福留（孝介）選手なんて僕と同い年やけどまだまだやれる感じもあるし、特に福留選手は今年からキャプテンですから、今年来年くらいでガチーンとチームをまとめてもらって、強いタイガースを後進に引き継いでいってほしいですね。
Q:八光さんの中で、ストーリーがすでにできてるんですね
八光：福留選手には強い思い入れがあるんです。面識はないですけど福留さんとは同学年で、当時福留さんは高校野球界のスター球児やったんですよ。それで、僕自身は野球をやってないですけど、僕の母校の北陽高校は春夏連続で甲子園に出るくらい野球部が強かった。僕らの1学年上に今、阪神のバッティングピッチャーをやってるんですけど、高卒ルーキーとしてドラフト1位指名でオリックスに入団した嘉勢（敏弘）さんがいて、僕らが三年になった時の北陽高校の選手たちは、PL学園と戦う時に相手校の福留さんにサインをもらいに行ってまして。僕はこの時点で、これは勝たれへんなと思ってたら案の定、負けました（笑）。そんな思い出のある福留さんが現役でバリバリでやってるということはすごい刺激になりますし、頑張っていただきたいと思いますね。
Q:今シーズン、八光さんが期待したい二人は？
八光：髙山（俊）選手はほんまにええ選手やと思いました。プレー全般のレベルが高いですし、何でも器用にこなすオールマイティーな選手ですよね。
今後の5年、10年先のタイガースは髙山選手が引っ張っていくんじゃないかっていうオーラが出ていますよね。そして僕はやっぱり鳥谷選手が好きなんです。かっこいいし、阪神に入団した時によう来てくれたって思ったんですよ。だって、鳥谷選手って関東出身でどう見てもさわやかなイケメンじゃないですか。歴代選手の中で一番阪神顔じゃないのに、気が付けばタイガース一筋でずーっと活躍してくれている。そんな鳥谷選手に、ある意味みんなが期待しすぎとった部分がありましたよね。調子が悪くても阪神の顔みたいなところがあるから、昨シーズン金本監督のもとでちょっと休んだりっていうのは、野球人生の中で初めて味わったくらいの挫折だったでしょうね。
ボクシングでもチャンピオンがよく言いはる言葉があるんですけど、20連勝してる選手よりも20勝1敗の選手のほうが怖いっていうやつ。敗北を一度味わうと次は絶対負けたくないし、勝ちにいかなあかんと切羽詰まる。鳥谷選手ももう後がないところに追い込まれていると思うんですよね。年齢的にも野球人生の終止符をどう打つかっていうところに差し掛かってると思います。ですので、一番期待したいのは鳥谷選手。負けた時の悔しさを跳ね返すパワーで、今年どうなるかを期待したいですね。
八光さんと同い年の福留選手とのエピソード、面白かったですね。鳥谷選手、髙山選手に対する期待の大きさも伝わってきます！次週は、昨年ご登場いただいたウル虎の夏の思い出などをお聞きします。
第5回の更新は5月29日(月)。お楽しみに！
