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タイガースWebマガジン 2017年12月桑原謙太朗選手

桑原謙太朗選手 インタビュー

Q:今年は、野球人生における一つのターニングポイントになりましたか?

桑原:そうですね、ターニングポイントかどうかはわかりませんけど、今年に関しては開幕を一軍でスタートして67試合に登板して、43ホールドポイントを挙げさせていただきました。その結果、最優秀中継ぎ投手賞というタイトルを獲得できたので、チームに貢献することができたんじゃないかと思っています。そんなふうに一年を振り返ってみると、自分にとって今年はターニングポイントになったのかもしませんね。

Q:タイガースに移籍してこられて3年。当時はどう感じられましたか?

桑原:タイガースに入団が決まった時は、「あ、タイガースに行くんだ」みたいな現実感のない感覚でした(笑)。プロ野球選手として横浜ベイスターズの一員になった時は、将来自分が阪神タイガースでプレーすることになるなんてまったく思いもしませんでしたから。でも、優勝争いもするすごいチームで投げるチャンスをもらえて気合が入りましたね。
実際いざマウンドに立ってみたら、ファンの大声援と熱気に押されてものすごく力をもらいました。自分のことで精いっぱいで、なかなか甲子園の雰囲気を味わっている余裕はなかったんですが、リリーフカーでグラウンドに出る時とかに、「頑張れ」とか色んな声援が聞こえるんですけど、そんな時は本当にありがたいなあって思いましたね。

Q:中継ぎの役割は日々準備が大切だと思いますが、何か心掛けていることはありますか?

桑原:今年1年は、イニング間で硬くなった体をほぐすイニングストレッチを意識して必ずやっていました。甲子園球場の場合は、早めに行って朝は決まってトレーナー室に顔を出していましたね。試合に臨むまでの過ごし方や準備はその日の調子などによって異なって、ある程度何か動いたりすることもあれば、比較的ゆっくり過ごすこともありました。
でも、日々の体調管理や精神的な自己管理はもちろん大変ですが、ピッチャーは中継ぎにしても調子の良し悪しじゃなくて、マウンドに行ったらとにかくチームのために抑えないといけない。結果がすべて、そういった気持ちで勝負に臨むことを心掛けています。

第4回の更新は12月22日(金)。お楽しみに!