7/13(金)~7/15(日)は阪神甲子園球場でスワローズ戦が行われます。ここまで4勝3敗1分と勝ち越しているものの、調子の上がってきたスワローズだけに気の抜けない戦いが予想されます!気になるスワローズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
スワローズとの前回対戦は、神宮での3連戦。いずれの試合も2ケタ安打と、このところ湿りがちだった打線がつながりを見せた。
第1戦は2回表に一挙4点を先制し、続く3回には新井良のソロで追加点を挙げ、序盤のうちに5点のリードを奪う。しかし、中盤以降にツバメ打線の一発攻勢に遭い、悔しい逆転負けとなってしまった。
第2戦は、初回に鳥谷のソロで幸先良く先制。同点とされて迎えた5回表、鳥谷の犠飛でこの日3度目のリードを奪取。このリードを渡辺、加藤、榎田の3人が6回以降を無安打に抑え込み、シーソーゲームを制した。
第3戦は、2点を追う5回表、6安打を集める猛攻で5点を奪い逆転に成功。しかし、伏兵・田中に逆転3ランを浴びるなどスワローズの反撃を受け、今カード2度目の逆転負けを喫してしまった。
ここまでの対戦内訳は、4勝3敗1分とタイガースが一歩リード。打線はスワローズと好相性で、前回カードでは3試合で合計36安打17得点と破壊力を見せつけた。甲子園9連戦の中盤を、持ち前の攻撃力で一気に乗り切る。
前回対戦で爆発した猛虎打線が、再びツバメ投手陣をとらえられるかがポイントになる。
そこで注目したいのが、タイガースの元気印・新井良の存在だ。移籍初年度の昨季は、打率2割未満といまひとつ力を発揮できなかった。しかし、今季は規定打席未満ながら打率は3割を超え、移籍後初本塁打を含む3発を放つなど飛ぶ鳥を落とす勢いで急上昇。7月1日の試合ではプロ初の5番スタメンで起用され、4番・新井貴との兄弟クリーンアップも初めて実現させた。
そんな新井良は6月の月間打率がチームトップの.379を記録。前回カードでもスワローズのホープ・赤川から弾丸ライナーでレフトスタンドに飛び込む一発をお見舞いするなど、ツバメ投手陣に対して苦手意識はない。加えて聖地・甲子園では4割を超える高打率を残しており、好調のバットに地の利もプラスされている。
反攻の夏を迎えるに当たって、新井良の存在は欠かせないものになるだろう。若武者が自信をつけたバットでツバメを撃ち落とし、勝利の号砲をかき鳴らす。
※文章中のデータは2012年7月4日終了時点
順位 | 打者名 | 打数 | 安打 | 打率 |
---|---|---|---|---|
1 | 新井 良太 | 29 | 11 | .379 |
2 | 新井 貴浩 | 69 | 21 | .304 |
3 | 平野 恵一 | 77 | 23 | .299 |
4 | ブラゼル | 69 | 19 | .275 |
5 | 金本 知憲 | 73 | 19 | .260 |
※データはすべて2012年7月4日終了時点
※20打数以上の選手を対象