8/10(金)~8/12(日)は京セラドーム大阪でカープ戦が行われます。前回の松山では連敗を喫したものの、チームは調子が上がってきているだけになんとしても勝ちたいところです!気になるカープ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
7月3日から松山で行われた2連戦は、まさかの連敗で幕を閉じた。
第1戦は初回に平野、鳥谷が連打でチャンスをつくると、続く新井貴の適時打で幸先良く先制。3回裏には金本の適時打、4回にはマートンの適時打でリードを広げ、試合を優位に進めた。ところが、2点リードで迎えた最終回に逆転を許してしまい、勝利目前で敗れてしまった。
第2戦は先発・岩田が7回2失点と好投したものの、カープ投手陣の前に3安打と打線が沈黙。4回裏にブラゼルの内野ゴロの間に1点を返すにとどまり、前夜に続いての敗戦となった。
前カードこそ連敗を喫したものの、カープとのこれまでの対戦内訳は6勝3敗1分と優勢だ。特に投手陣は相性が良く、赤ヘル打線に対して防御率1.65と抑え込んでいる。敗れた3試合はいずれも2点差以内ときわどい勝負に持ち込んでいるだけに、攻撃陣の奮起があれば勝利は近い。激戦の舞台を京セラドームへと移し、好調の赤ヘル軍団を迎え撃つ。
今季のカープ投手陣は右の好投手がそろう。前田健、大竹、野村など先発陣の主力をはじめ、ブルペンの柱となる今村、サファテ、ミコライオもそろって右投げだ。それぞれが攻略の難しい好投手だが、対策を講じる余地は十分に残されている。
カープ投手陣の“右殺し”として期待されるのが、シーズン途中から猛虎軍団に加わった今成だ。
守備面の負担が大きい捕手というポジションながら、今成の特長はミートセンスあふれる打撃面にある。とりわけ右投手への強さは格別だ。対右投手の打率はリーグトップとなる.327をマーク。6月6日のイーグルス戦では球界屈指の剛腕・田中から2本の二塁打を含む3安打を放つなど、右投手への強さは折り紙つきだ。並みいる右の好投手を次々と打ち砕く打線のキーマンとして、カープ戦でも欠かせない戦力となるだろう。
京セラドームを舞台に軽やかなヒットパレードを奏で、新顔の若虎が勝利の使者となる。
※文章中のデータは2012年8月1日終了時点
順位 | 打者名 | チーム | 打数 | 安打 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 今成 亮太 | 阪神 | 52 | 17 | .327 |
2 | 大島 洋平 | 中日 | 230 | 71 | .3086 |
3 | 松井 淳 | ヤクルト | 94 | 29 | .3085 |
4 | ラミレス | DeNA | 227 | 70 | .3083 |
5 | 井端 弘和 | 中日 | 233 | 70 | .300 |
※データはすべて2012年8月1日終了時点
※右投手との対戦で50打数以上の選手を対象