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大事な直接対決初戦を白星で飾れず

巨人のエースに猛虎打線が封じられ、阪神が大事な首位との直接対決初戦を落とした。

今季阪神戦初登板。立ち上がり変化球主体の巨人先発・内海に対して阪神は、併殺を挟んで3四球を選び二死1・2塁とするが、新井貴が変化球に空振り三振。得点出来ない。

先手は巨人。東京ドーム2連続完封の阪神先発・スタンリッジだが、初回二死1塁で7、8月の月間打率が4割を超える絶好調4番 村田にスライダーをレフト中段まで運ばれる21号2ランで先制を許す。2回にも無死1・2塁から二死2・3塁とされるが、長野を変化球で見逃し三振に仕留めて、ここは凌いだ。

巨人・内海は慎重な配球で球数はかけても阪神打線に的を絞らせない。4回には一死1塁の場面に福留を外角直球で見逃し三振。スタートしていた走者・新井貴が盗塁失敗となって2度目の併殺を奪う。

一方、スタンリッジは4回裏先頭 高橋由に甘く入ったカウント球を狙われ、ライトへ文句なし!の5号ソロ。低めの制球に苦しむスタンリッジはこのあとも二死満塁から2番亀井の中前適時打でさらに失点を重ねる。阿部にはカットボール攻めで何とか三振に取ったが、4回限り(86球)6安打4失点で無念の降板。「ストライク先行のピッチングができず、ゲームのリズムを作ることが出来なかった」と唇を噛んだ。

劣勢の阪神は5回表1番西岡のヒット等で二死1・2塁とするが、2番今成がスライダーに空振り三振。猛虎打線に巨人のエース左腕が立ちはだかる。

阪神は2番手・ボイヤーが5回から登板。6回には一死から8番寺内に二塁打を許した直後 3盗を決められるが、内海のスクイズ失敗などで無失点で切り抜けた。 7回裏は3人目の加藤が二死満塁のピンチだったものの、ロペスを空振り三振に仕留めている。

内海の投球に苦しめられて来た阪神はようやく8回表、1番西岡と代打・俊介の長短打で無死1・3塁とするが、鳥谷は3球三振。更に代わったマシソンから4番マートンが遊ゴロ併殺打に打ち取られて、最大のチャンスを逃した。11勝目の内海は7回1/3(129球)6安打無失点。ここぞ!の場面で魂のこもったら投球が光った。

最後は巨人の守護神・西村に抑えられて、4対0。大事な大事な一戦に今季17回目の完封負けを喫した阪神は、首位巨人との差を再び6ゲームに広げられ後が無くなった。

「同じコントロールミスでも、内海は外の低めに外れていたが、スタンリッジは中へと高く入ってしまった!」。試合後、和田 豊監督は両先発の違いを話した。

ペナントレースにおいて致命的な一戦になったかも知れない事は百も承知だ。それでも、「(今日の試合は)もう終わった事なんで…。ベンチでは選手も相当悔しがっていたからね!」とファイティング・ポーズは崩さない。ナインの様子を肌で感じる指揮官には、『まだまだ行ける!』と言う確信があるようだった。