- オールスターファン投票で
藤川投手、平野選手、鳥谷選手が選出 - 2012年06月25日 更新
25日（月）、「マツダオールスターゲーム2012」（7月20日（金）、21日（土）、23日（月）開催）のファン投票の最終発表が行われ、阪神タイガースからは、藤川球児投手（抑え部門）、平野恵一内野手（二塁手部門）、鳥谷敬選手（遊撃手部門）の3選手が選出されました。
また、それを受けて各選手が会見を行いました。
藤川球児投手コメント（会見より）
―今年もファン投票で選ばれましたが、今の気持ちを教えて頂けますか？
藤川：ファンの皆様からたくさんの票をいただきましたが、私より成績のよい岩瀬さん（中日）などもいますので、自分でいいのかなと言う気持ちがあります。でも選ばれたということは、ファンの方がピッチングを見たいということだと思いますので、出場することが出来たら全力で頑張りたいと思います。
―色々な選ばれ方がありますが、ファン投票はやはり特別なものがありますか？
藤川：勿論うれしいですね。ファン投票で選ばれなかった年も何度かありますが、その時はお手伝いという形でしたので、やはりファン投票で出場している時は胸を張れます。
―「もし出られれば」と言われましたが、オールスターに向けた復帰プランというのは、ご自身の中でありますか。
藤川：オールスターに合わせるということはありませんが、一日でも早くチームに合流することを考えてリハビリをしています。オールスター前に復帰しないと、その後の10試合に出場できなくなりますので、そっちの方が心配ですね。
―そのリハビリの行程と言うのは、見通しがついてきていますか？
藤川：それはまだ分からないですが、自分だけの判断で動けることではありませんので、スタッフと相談をしたうえで決めていきます。
―オールスターでこんな選手と対戦してみたいというのはありますか？
藤川：そうですね。もう、ないですね（笑）。交流戦もあり対戦も多くなっていますので。もし出られれば、僕のピッチングを期待しているファンの方もたくさんおられると思いますので、そういった方の期待に応えられるボールを投げたいですね。
―具体的にファンの方にどういったピッチングを期待されて、支持され続けていると思いますか？
藤川：最近あまり分からないです（笑）。今故障をしてファームにいますが、一軍でプレーすることが野球選手にとって一番恵まれている時間だと思いますし、またその中でもオールスター出場は特別なことだと思います。ファンの方からは特別な選手と思っていただいていると感じますので、やはり他の人と違うところを見せたいと思います。
―第3戦は被災地・岩手県での開催となります。まだ震災で苦しむ方々も観戦に来られるかと思います。それに関して思いはありますか？
藤川：震災からまだ復興出来ているとは思いませんが、凄く時間のかかる問題だと思います。野球界でも自分たちが力になれることがあればと思い、継続的に東北で試合を行い、選手もいつも以上に力を入れて「子供たちのために」ということを思いプレーをしています。せっかくの機会ですので、今まで以上のものが出せればいいなと思います。
―やはり子供たちへの思いは大きいですか？
藤川：そうですね。やはり自分が子供の頃に憧れていた野球選手の像がありますので、そういう部分を意識してプレーしているところは大きいです。少年少女、高校生、大学生くらいまでのこれからの日本を背負って立つ人たちが、野球を通じて「ああ凄いな」と思っていただけるようにと常日頃から考えています。
―オールスターまでにどの様な時間を過ごして、どの様なピッチングをしたいですか？
藤川：はっきりとは言えないですが、ファン投票で選ばれたということで胸を張って出ることが出来ますので、ファンの方に「ありがとうございます」と言いたいですね。それと全力でプレー出来る状態になって、良いピッチングを披露することが、投票をしていただいた方への恩返しだと思いますので頑張りたいと思います。
―一日も早い復帰を願っています。
藤川：とにかくオールスター前に復帰して、いい形でチームに戻れるように頑張りたいと思います。
平野恵一選手、鳥谷敬選手コメント（会見より）
―ファン投票選出おめでとうございます。率直に選ばれた感想をお願いいたします。
平野：本当にうれしいです。
鳥谷：選ばれたのはたまたまですが、頑張ります。
―オールスター出場の意味合いを教えて頂けますか？
平野：プロ野球選手だと誰もが憧れる舞台。そこへファン投票で選ばれ、自分は（ファン投票で選ばれるのは）初めてなので嬉しいです。
鳥谷：やっぱりファン投票で選ばれてオールスターに出るというのは、本当にうれしく思います。
―ファンの投票で選ばれた理由として、やはりお二人の守備が非常に素晴らしいと思うのですが、改めて今季の守備に関してここまでを振り返っていかがでしょうか？
平野：打撃で少し迷惑を掛けていますので、守備で貢献出来ればと思い頑張っています。
―鳥谷選手にも伺いますが、平野選手と名コンビとして甲子園を沸かせてきましたが、改めて今季の守備について振り返っていかがでしょうか。
鳥谷：いつも二遊間でアウトを取りたいという気持ちでプレーをしていますので、それが守備に繋がっていると思います。
―お二人ともオールスター出場は初めてではないですが、オールスターならではの楽しみ、例えば色んなチームとの対戦や選手との交流もありますが、どんな楽しみがあるのでしょうか。
平野：あまり自分に余裕がありませんので、楽しみというか一生懸命やりたいです。
鳥谷：他のチームの野手の人たちと、野球に関してどのような考えを持っているのか話をする機会があればいいなと思います。
―今回オールスターは3試合予定されており、岩手県盛岡市でも開催されます。被災地へ向けての思いをお願いできますか？
平野：自分は野球を一生懸命しているところを披露したいです。
―鳥谷選手はチーム（タイガース）のキャプテンとしての立場で出場となりますね。
鳥谷：グラウンドで一生懸命プレーしている姿を披露して、少しでも勇気を与えられたらと思います。
―お二人はゴールデングラブ賞を受賞されていますので、二遊間で出られることに意味があると思いますが、守備でどんなプレーを見せたいですか？
平野：あまり意識し過ぎるとミスをしてしまう気がするので、いつも通りコンビを組んで良いプレーが出来ればと思います。
鳥谷：いつも通り良いプレーを見せられるように全力で頑張ります。
―それでは最後に意気込みをお願いいたします。
平野：良いプレーを見せられるように、全力で頑張りたいと思います。
鳥谷：関西での試合もありますし、タイガースの代表として試合に出場しますので、良いプレーをファンの皆様に披露したいと思います。
―ありがとうございました。
「マツダオールスターゲーム2012」は7月20日（金）京セラドーム大阪、7月21日（土）松山坊っちゃんスタジアム、7月23日（月）岩手県営野球場で開催されます。
