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虎魂

待ち望んでいた開幕、さらなる高みへ<前編>

「毎年思うことは、早く開幕しないかな?ということですね。キャンプ終わってからちょっと長いなって(笑)。早く本番でやりたいと思っています」

開幕直前のある日のオープン戦前のこと。今年も、チームのリードオフマンを担う背番号5は、気持ちを昂らせてシーズンの始まりを待っていた。今年でプロ5年目、ルーキーイヤーに新人としてセ・リーグの最多安打記録を放ったのを始め、過去4年間で放った安打は630本を数える。オープン戦では少しバットが湿りがちだったが、それを心配することは彼には失礼だ。

3月31日の開幕戦(対横浜DeNA)こそ無安打ながらも、翌日の試合では5打数3安打と早速の猛打賞。四球も二つ選んで、7打席で5度塁に出た。開幕から10試合が終わった4月12日の段階で、開幕から10戦連続出塁中。今年もしっかりと役割を全うしている。

確かな実績を積み上げてきて迎える5年目シーズン。キャリアを重ねるとともに、年々言動に深みが増してきているのを知っているファンも多いことだろう。野球専門誌のWEBサービスにて連載にもなっている「認知を超える」が一つの彼のキーワードだ。

待ち望んでいた開幕、さらなる高みへショートver<前編>終了。

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