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虎魂

大歓声を力に変えて<前編>

3番・ライト、森下。背番号1−−。

この響きに対する期待感は、いよいよ新人に対するものではなくなってきた。首位争いを続けながら真夏のロードに突入したこの時期、背番号1の存在感が日に日に増してきている。

「結果が出なかった時期とか、ファームに落ちた時期もありましたけど、いい経験をさせてもらっています。自分としては順調にこれているかなと思います」

3月31日、京セラドーム大阪で迎えた開幕戦。6番・ライトとしてスタメンに名を連ねた。翌4月1日の第1打席でプロ初安打を記録。翌2日、4日と2試合連続でマルチ安打を記録するなど、最高のスタートを切った。

しかし、そのあとは苦しんだ。7試合連続でヒットが出ず、4月は10試合の出場で打率.179。4月16日のゲームを最後に登録を抹消されると、5月に再昇格も、6試合の出場で20打数3安打(打率.150)と振るわず。2度目のファーム落ちを経験。客観的に見れば、プロの壁にぶち当たったように誰しもが“みえた”に違いない。

そこから今につながる森下らしさが出てきたのは、再び戻ってきた7月のことだった。再々昇格から約二週間後の7月9日(甲子園/東京ヤクルト戦)。迎えた第4打席だった。0対0の緊迫した場面で迎えた8回裏、ヤクルト・木澤の初球を振り抜いた打球は左中間へ一直線。決勝弾となるプロ初本塁打−−。背番号1が放った決勝弾に、甲子園はうなるような歓声に包まれた。

今だから話せることだが…

大歓声を力に変えてショートver<前編>終了。

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