
7/14(火)~7/15(水)は阪神甲子園球場にカープを迎えての2連戦。
気になるカープ戦の見どころを注目データとともにお届けします!
カープとの前回対戦は、中部地方での2連戦であった。
長野で行われた初戦は、2回表に今成の今季初ホームランで先制すると、逆転された直後の5回には、柴田の2点タイムリーツーベースで同点。さらに、相手に勝ち越しを許した直後の8回には、ゴメスに逆転3ランが飛び出し、流れを相手に渡さない。9回には追いつかれるも、勝ち越しは決して許さず、雨天中断の時間を含む5時間越えの死闘を引き分けに持ち込んだ。
富山での第2戦は優勢な試合運びで快勝した。初回に福留のタイムリーで先制すると、4回表には今成、能見がそれぞれ2点タイムリー、5回にはマートンが2号ソロを放つなど、畳みかけるような猛打で11安打7得点。投げても、能見が8回途中2失点と好投する。救援陣も無失点で試合を締め、チームは単独首位へ浮上した。
ここまでのカープとの対戦成績は3勝5敗1分とまだまだ巻き返せる成績だ。本拠地・甲子園の大声援の後押しで選手が躍動する。

オールスター前、最後のカードであるこの2連戦。連勝でシーズン前半戦を締めくくり、後半戦にも弾みをつけたい。
そこでカギを握るのは、前回のカープとの対戦カードで7打数4安打1本塁打3打点と大活躍した今成亮太だ。阪神に移籍した2012年からの通算記録でも、カープ戦の打率は.347と相性がいい。持ち前の明るさも発揮して打線の起爆剤となり勢いをもたらしたい。
そんな今成の魅力はミートのうまさだ。例えば、毎年ファーストスイングの打率が高く、ひと振りで球を捉えられる選手といえるが、今季は特に.484と際立った数字である。これはリーグ平均の.311と比べても非常に高い。実際に、今季初ホームランも広島・黒田のボール球2つを見逃した後の3球目をしっかりとバットに乗せたものだった。
タイガースレジェンドの掛布雅之氏から「小掛布」と命名されるなど、打撃のポテンシャルが高い今成。虎のムードメーカーが、最初のひと振りで相手投手に牙をむく。
※文章中のデータは2015年7月6日終了時点
| 年度 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 2012 | 41 | 13 | 0 | .317 |
| 2013 | 77 | 27 | 1 | .351 |
| 2014 | 160 | 48 | 4 | .300 |
| 2015 | 31 | 15 | 1 | .484 |
※データは2015年7月6日終了時点


















