
9/20(日)~9/21(月)は、阪神甲子園球場に東京ヤクルトスワローズを迎えての2連戦。
気になるスワローズ戦のみどころを注目データとともにお届けします。
スワローズとの前回対戦は甲子園で行われた試合。いずれの試合も打線が好調であった。
初戦は、先発の藤浪が強打のスワローズ打線をわずか3安打に抑え、8三振を奪い完封勝利。7選手が打点を挙げるなど、12安打9得点の猛攻を見せた打線の活躍もあり、文句のつけようがない大勝となった。
第2戦は先発したメッセンジャーが、8回途中まで気力を振り絞るようなピッチングを披露。打線も最終回に上本が2ランを放つなど、最後まで意地を見せ続けた。
第3戦はまさに打撃戦。初回に福留が先制打を放つと、8回にはマートン、梅野がタイムリー。マートンは9回にも追撃のタイムリーを放ち、この日猛打賞の活躍だった。
スワローズ戦は今季12勝10敗と勝ち越している。混戦セ・リーグの首位を争うライバルを本拠地に迎える最後の2連戦。必勝を期して臨みたい。

上位を争うチームは、タイガースに対しエース級のピッチャーをぶつけてくることが予想される。投手戦となる可能性が高くなるため、失点を少しでも減らすことが重要となってくるだろう。投手を“リード”するという部分で注目したい選手が、鶴岡一成だ。
FAで移籍した久保の人的補償として、2014年からタイガースでプレーする鶴岡。捕手別の防御率を見ると昨季、今季と2年連続でチーム内トップの成績を収めている。
現在最多勝争いを繰り広げる藤浪だが、現在挙げた12勝のうち11勝は、鶴岡が先発マスクをかぶるようになった5月14日以降のものだ。能見が2年ぶりの2ケタ勝利をマークした9月5日の試合でも、「鶴岡さんが緩急をうまく使ってくれた」と、その存在に感謝していた。ベテランの経験に裏打ちされたリードが、これからの戦いでより重要となってくるに違いない。
シーズンの運命を賭けた12連戦に挑むタイガース。投手陣の信頼を集める鶴岡の働きがあれば、必ずや接戦を制することができるはずだ。
※文章中のデータは2015年9月12日終了時点
ホームベースを死守!ベテランのリードが接戦を制す!
<2014・15年タイガース:捕手別防御率>
| 捕手名 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 鶴岡 一成 | 837 | 314 | 3.38 |
| 藤井 彰人 | 579 2/3 | 231 | 3.59 |
| 梅野 隆太郎 | 876 1/3 | 409 | 4.20 |
※データは2015年9月12日終了時点


















