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金本、通算1500打点を達成
阪神が連日終盤の競り合いに耐えきれず、北海道日本ハムにカード全敗を喫した。
阪神先発メッセンジャーは初回、日本ハムの4番中田に内角直球をレフトスタンドへ先制2ランを浴びる波乱の立ち上がり。
打線は日本ハム先発・武田勝の巧みな投球にかわされていたが、5回二死1・2塁から鳥谷がチェンジアップに対応しライト前ヒットで1点を返すと、4番DH金本は武田勝の直球を強振! ライト線への2点タイムリー二塁打となって3対2と逆転に成功する。これで通算1500打点を史上最年長44歳2ヶ月で達成した金本だが、「イイところで一本打てて良かった!」とコメントはいたってシンプルだった。
日本ハムもその裏、二死2塁で再び中田が外寄りカーブを巧く拾ってレフト前同点タイムリーヒットで応酬。すぐに追いつき、両チームとも5回まで毎回走者を出し合う接戦の行方は終盤へともつれ込んで行く。
メッセンジャーは7回裏二死1・2塁でまたしても中田を迎えるが、今度は変化球で内野ゴロに打ち取り後をリリーフに託した。
明暗を分けたのは8回裏。2番手の筒井は一死2塁で代打二岡を敬遠すると、ベテラン金子誠に甘いチェンジアップを左中間に運ばれて決勝の2点適時二塁打を許してしまう。代わった福原も連打でダメ押しの2失点を食らって完全に勝負あった。
終わってみれば7対3の完敗。甲子園に続き北の大地でも北海道日本ハムに連破されて、まさかのカード4戦全敗となった。ピンチでの激励も実らず、試合後の和田監督は言葉少な。ただ、久々に4番として輝きを放った金本への賞賛は忘れなかった。悔しい連敗にも、希望の光は確かにある。